もう一人の僕。


彼は死んだかの様に身をひそめていた。
そう、今か今かと。
そして、表に出ることは無くなった。


潜在意識下で僕を操作していた。
更に、僕が怒りの沸点に達した時、あいつは殻を破ろうとする。


多分、僕は危ない。
彼は自身を神だと思っている。


―そう、僕は神だ。


彼はその為なら様々な文献を調べ上げ、企む。
それも姑息に僕に学ばせる。
何故なら僕も
同じ方向を見ているから。


助けて。


もう、目前に広がるこの崖を飛び降りたら、全てが始まる。


その前に、助けて。