サタニック・レコード - 或るTS男の記録 -2ページ目

6月18日

サイズ直しを頼んだナベシャツが到着。これで遂に胸を潰せたわけです。人生初。

…予想以上に精神面が快適でした(笑)。締め付けは息苦しいし胸板というには奇妙な感じもあり、また、今日まで経ってみると一日目ほど押さえられてないような感じも(錯覚かもしれませんが)あるのですが、それでも腕が触れた時の胸の異物感が無いのはすげえー快適でした。なんだ、俺自分で思ってる以上にTSなのか。こんな感覚を知ると、思い込みと言うにはやっぱ変だよなあと思います。

※ナベシャツをわざわざ買わなくても胸を潰す手段はいくらでもあります。お好みでどうぞ。

小さい頃のこと

ジェンダークリニックでの診断・治療では、自分史というものが必要です。今から用意しておこうと思い(まだ予約取れてませんが…)、昔のアルバムなどを掘り起こして見ていました。

俺は人より小さい頃の記憶が多めな方のようで写真的な記憶なら2歳くらいからあるため、大体覚えてるだろうとたかをくくっていたのですが、細かいところはやはり間違ってたりしましたね。どうやら幼稚園の頃は自分の容姿を殆ど意識してなかったようです(笑)。年長になった時からスカート拒否してた気がしてたんだけどなあ。実際は小一の途中からでした。

記憶通りのところも勿論あって、クリスマスの劇で天使の役をやったんですが、その衣装が凄く嫌だったんですよ。ひらひらで。基本的に人の迷惑になるような反抗はしない子供だったので、ボイコットはしませんでしたが、みんなが腕をまっすぐ伸ばして真面目に演技してるところで一人だけやる気なく腕曲げて変顔してました。そのくせ、オペレッタでの王様の役は喜んでやってましたからね。わかりやすい奴だ。

友達というか、遊ぶ範囲は完全に男子側だったので女子の顔も名前も見事なまでに忘れてました。そもそも当時から知らなかったかもしれません。ブロックで光線銃作ったり、SDガンダムのプラモで遊んだり、ファミコンなんかで遊んでました。小学校に入学して、このままではいけないのだろうなと思い女子とも話くらいはしてみようと思ったことをよく覚えてます。話題なんかは全く解らないので、とりあえず得意な絵を活かして教科書に載ってたウサギを模写。すると狙い通り注目が集まり、女子ともスムーズに話せました。

上の方にも少し書きましたが、恐らく自分の容姿というか他人のジェンダー観なんかに気付き始めたのが小一の途中だったと思います。俺の一人称は当時ばっちり「俺」だったので、高学年(確か小五か小六)の女子に目を付けられたというか呼び出されたというか、一人称について文句を言われたりバカにされたりしました。今思うと一年生相手に何考えてたんだろうかと、謎です(笑)。そいつに限らず色んな人と、俺の一人称とか振る舞いの件でケンカしてました。「オカマ」とか「おとこおんな」ってのも初めて言われたなあ。

前述の高学年女子にハッキリと一人称を指摘された時、「俺は○○だから(俺って言うのは)仕方ない!」と悔し泣きしながら言った覚えがあるのですが、○○の中身が未だに思い出せません。その頃なりの語彙で自分の性別違和を口にした筈なんですが。思えば、この頃が一番トランスらしい言動をしていたような気がします。

大雑把なあらすじ

中一で初めてハッキリと女の子を好きになって、そのことを自分で認めたり否定したり散々繰り返した挙げ句、中三で「ああ、俺女の子が好きなんだなあ」と自覚。その頃は自分を同性愛者だと思おうとしていて、性同一性障害のことも知っていたけど関係ないことだと自己暗示かけていた。幼稚園から小学校の頃なんかは、ほぼ完全に男子側に属していたにもかかわらず、その記憶を無かったことにしようとしてみたり。

けれどもやっぱり最近になって「ああ、やっぱ俺男じゃん…」と自覚。臆病なので治療なんかはもう少し自分一人で稼いでから、などと考えていたものの、どうにも耐えられなくなっていよいよ先に踏み出す決意をしたのでした。

6月6日

生まれて初めて精神科に行ってきました。と言ってもジェンダークリニックというとこではありません。何故ならどこも予約がいっぱいで入れないからです。とりあえず新規の初診予約の日まで待って、それでもダメだったら遠方まで行ってみようか…という状況です。

それじゃなぜ精神科へ行ったかというと、ちょっと近頃調子がおかしかったので鬱だったら困るなあと思ったからなのでした。症状の理由はよくわからなかったんですが、まあ間違いなくTSだってことは関係してるかなと思い問診票にその旨を記述。普通のお医者さんなのでスルーされないかと不安でしたが、親身になって話を聞いてくれました。当たり前なんでしょうか。行ったことなかったんだから知りません。

とりあえず鬱ではなさそうと診断されて一安心。ただ確かに症状はあるので、軽めの薬だけ貰いました。今のところ調子は上向きですが、本調子ではないですね。一週間も経ってないんだから当然か。なんだかやたらと気が焦ります。勢いで親にカムアウトしようかと思うほどです。家庭崩壊しかねないのでまだ出来ませんが…。

用語解説

このblogに出てくる言葉の解説集です。随時更新されます。※ここに書いてあるのは大雑把な説明なので、深く理解されたい方はwikipediaはてなキーワード あたりで調べ直して頂けると幸いです

<性に関する用語>
■TS■
トランスセクシュアルの略。性同一性障害とかGIDと呼ばれる人の中でも特に「身体の手術したい」と強く望んでる人。或いはもう手術済みの人。筆者は前者。
■FTM■
Female to Maleの略。英語を訳せば意味が解ります。訳すのが面倒な方ははてなキーワード参照 。ってリンクするんだったら用語解説の意味ないんだけど…あんまり書きたくないので、すいません。ちなみにMTFはこれの逆です
■TG■
トランスジェンダーの略。狭義では、性別に違和感があるものの手術までは望まない人を指す。広義では、それに加えTSやTV等を含めた総称として使われる
■TV■
トランスヴェスタイトの略。テレビではない。女装者、男装者のこと。精神医学上では、TS・TGとは区別される(つまり性同一性障害ではない、性別に違和感がないとされている)。
■ナベシャツ■
胸を押さえつけ潰すシャツ。主にFTMが使うがコスプレなどで男装したいだけの人も使うらしい。必需品だが完全オーダーメイドなので高い&自分に合う物を探すのが難しい。上手く潰せない事もある
<このblog内の用語>
■TS男■
FTMと書くのがなんとなく嫌だった苦肉の策。

テーマの説明

■説明・質問回答■
この記事のように色んなことを説明したり、百の質問などに答えます
■回想記録■
筆者の過去のことを思い出しながら書きます。主にTSに関係することだけの予定です
■現状記録■
筆者の今現在を書きます。日記のようでもありますが、これも主に書くことは回想記録と同じ予定です
■考察■
性に関することから関係ないことまで色々考察したことを書きます

はじまった

今までネット上でわざわざ自分をTSであると書いたことがなく、
これから先もそのつもりだったのですが、能町さんのblog を見てから
あんな風に記録していくのは治療の為とかにも良いかもなあと思い
自分もblogをやってみることにしました。

普段使ってる名前じゃなかったら大丈夫だろう…ということで。
あまり詳しいプロフィールは明かせませんが、
TSに関係する自分の記録を書いていこうかなと思ってます。