旅立った父

私が、駆けつけた時は、救急隊の方が、人口呼吸と、心臓マッサージをしていました。

長年、お世話になった戦友のネクタイと共に


何度も、大声で読んだ私の声、聞こえていたでしょう?

「まだ、何も始まっていないよ!」

息子のバンドも、娘の漫画も、何時も応援してくれていた父



母の手がのびてきて、父を迎えに来たのが解ると、父はもう命が切れてしまったのに、どんどん血色も良くなり、笑顔は、これ以上ない最上級の笑顔になっていきました。


あれから、今日で何年経った?

父は、あの時何歳だった?


今の様に、有名校を出たわけでも無く、自分の力と才能、母との愛のみで、外務省と言う、本当に大変な仕事に命をかけていた父

大きかった父の背中
大きかった父の懐


やっと今、父が居ないことを受け入れる事が出来るようになったような気がします。


寂しい…と言えるようになった気がします。


パパ、私、やっぱり、弱虫だから、時々側に来て手をとってね。


私が、出しゃばると、兄貴のお嫁さんが辛い想いするから、親孝行も、うまく出来ずにごめんなさい。

後悔ばかりです。


明日は、次兄が、また脳腫瘍を退治に行きます。

パパ、お兄ちゃんを助けてね。


神様に、お願いしてね。


もう、大切な人を失うのは無理なのです。




140616_1606~010001.jpg


兄の好きな、オジギソウが芽をだしました。

頑張れ頑張れと芽をだしました。