『フィレオ』友愛 ‥‥友情を表すことば。

 

神様は、モーセとアブラハムを友と呼びました。神様が友愛を持ってご自身に従う彼らを愛されたのです。

出33:11 主は、人が自分の友と語るように、顔と顔とを合わせてモーセに語られた。

 

イザ41:8 わたしのしもべ、イスラエルよ。わたしが選んだヤコブ、わたしの友、アブラハムのすえよ。

 

イエス様も裏切者にさえ、最後まで友愛を持って愛されました。

ユダの裏切りです。 詩41:9 私が信頼し、私のパンを食べた親しい友までが、私にそむいて、かかとを上げた。

マタ26:49 それで、彼はすぐにイエスに近づき、「先生。お元気で」と言って、口づけした。

26:50 イエスは彼に、「友よ。何のために来たのですか」と言われた。そのとき、群衆が来て、イエスに手をかけて捕らえた。

 

花婿イエス取り去られた昇天後、断食する聖徒たち120人がイエス様の友だちです。断食して祈るあなたが神の友です。 

マタ9:15 イエスは彼らに言われた。「花婿につき添う友だちは、花婿がいっしょにいる間は、どうして悲しんだりできましょう。しかし、花婿が取り去られる時が来ます。そのときには断食します。

 

ヨハ15:14 わたしがあなたがたに命じることをあなたがたが行うなら、あなたがたはわたしの友です。

 

箴17:17 はどんなときにも愛するものだ。兄弟は苦しみを分け合うために生まれる。

箴18:24 滅びに至らせる友人たちもあれば、兄弟よりも親密な者もいる。

 

箴27:9 香油と香料は心を喜ばせ、友の慰めはたましいを力づける。27:10 あなたの友、あなたの父の友を捨てるな。あなたが災難に会うとき、兄弟の家に行くな。近くにいる隣人は、遠くにいる兄弟にまさる。

 

箴27:17 鉄は鉄によってとがれ、人はその友によってとがれる

 

ヨブ42:10 ヨブがその友人たちのために祈ったとき、主はヨブの繁栄を元どおりにされた。主はヨブの所有物もすべて二倍に増された。

 

Ⅱサム1:26 「あなたのために私は悲しむ。私の兄弟ヨナタンよ。あなたは私を大いに喜ばせ、あなたの私への愛は、女の愛にもまさって、すばらしかった。」

 

Ⅰサム18:3 「ヨナタンは、自分と同じほどにダビデを愛したので、ダビデと契約を結んだ。18:4 ヨナタンは、着ていた上着を脱いで、それをダビデに与え、自分のよろいかぶと、さらに剣、弓、帯までも彼に与えた。」

 

戦国時代に武具を解除して相手に与える無防備は命を預けることです。それ程までダビデを敵意ない友として信頼しました。ヨナタンは「自分の命を任せるまでダビデを愛した」のです。愛は相手を信じることです。

 

マルコ2章 中風患者が癒されたケースでは本人ではなく、苦労してベッドごと患者を運び、屋根に大穴を開けてイエス様のおられる所まで吊りおろした4人の一致した信仰が生きて働きました。

今も4人が自分で教会に来れない霊的不自由な誰かのために一致して祈り、行動すれば奇蹟起きます。

「こら!何で家の屋根を掘るか!」と、家の主人から怒涛のクレームが出なかったことは、事前に四人が屋根を弁償することを取り決めた上で行動したと思われます。

屋根の修理代を支払ってでも愛する者をイエス様の下で癒していただきたい彼ら四人の犠牲伴った純粋な友愛がイエス様に認められた結果の奇蹟です。

 

屋根を掘り進むうちに枝やしゅろの大きな葉を重ねて泥を塗り固めた簡素な屋根を砕く破片は恐らく一番大きな部屋である茶の間に足の踏み場もないほどに集まった群衆の頭上、砂ぼこりとなって大量に降り注がれていたことでしょう。大きな穴です。乾いて固くなった屋根を砕く一発目の突破口は、足けりだと思います。きっと、足で「ボゴン」と貫通させてその穴を砕いて拡大させていったでしょう。その「ボゴン」の際、真下の無名な一礼拝者は破片が頭に「ボゴン」と直撃してつぶやかなかったでしょうか。「痛っ!何で俺が?」運の悪い人はいつの時代もいます。

とにかく多くの謙遜な信者たちの許しと忍耐と砂ぼこりの中、イエス様は中風患者を癒されました。友愛は自己主張しない一致と犠牲です。一軒の家の屋根が滅び去ることより、一人の病人が癒されることをイエス様は重視され良しとされたのです。イエス様は屋根破壊をとがめず怒っていません。

後から屋根の請求書が来ても弁償する覚悟の4人の犠牲的な美しい友愛です。

 

武漢州の近くに住むキリスト教の宣教師はコロナウイルスの騒ぎが起こった当初から、地域の人々がウイルスから守られるように、教会の仲間たちと共に熱心に祈っていました。ところがまもなくその教会のメンバーが1人また1人とウイルスに感染し、死線をさまようほど苦しみ始めました。

宣教師は「神様、何故ですか?何故、私たちをウイルスから守ってくださらないのですか?」と神に叫びましたが、神は沈黙されていたそうです。

ところが後日、仲間たちが苦しんで治療を受けていた病院から、「これらの感染者たちが回復しつつあり、その体から『ウイルスに打ち勝つための抗体を持ったワクチン』を採取できる可能性がある」との連絡が入ったというのです。ときに、あなたの犠牲と友愛、激しかった試練体験が後に多くの人を救うのに有効となるです。

 

不正なmRNAワクチンではなく、新型コロナウィルスに苦しんだ感染者たちの打ち勝った抵抗体ある血であればワクチン効果があります。 

イエス様が苦しまれた十字架の血は、すでに罪と呪いと病と悪魔に打ち勝った抵抗体あるいやしの血なのです。