ツロ(ガリラヤ湖から北西56km、エルサレムから北160kmにある地中海沿岸の町)とその北方にあるシドンの地方にイエス様が赴かれたときのこと。あるカナン人の女の娘を癒された記事がマタイの福音書に登場します。

 

癒されたカナン人の女の娘は、小犬のように無邪気な少女です。しかし悪霊とは小さな少女だからといって容赦しません。残酷で無情にも、「ひどく悪霊に取りつかれていた」(マタイ十五章二十二節)と聖書は言います。

 

おしとつんぼの悪霊につかれた息子は父親証言によると幼い時から、この悪霊は入っていて、彼を滅ぼそうと何度も火の中や水の中に投げ込んだと言います。(マルコ九章二十一節)

サタンは非常に冷酷で、愛や人情ある通常の人間とは全く違います。

 

私は、幻の中で地獄に行ったとき、そのことを学ばさました。

 

幻の中で私が落とされた地獄は地球の真中にあり、長いトンネルを落ちる時にもサタンの甲高く高慢な笑い声がずっとトンネルの壁に反響して聞こえていました。

 

落ち込んだ地獄は炎の火柱でした。地獄の拷間室で私は悪霊どもの体当たりによる拷問をたらい回しになって受けましたが、地上なら一度で死ぬような悪霊の体当たりを受けても黄泉の体は決して死なず、まさに永遠の死の連続で痛みも現実のことのようでした。

 

私はその時、あまりの激痛に耐え切れなくなり、哀れみを求める顔で悪霊のうちの一匹を見ました。その時、恐ろしい顔をした悪霊は私の苦しむ顔を見ながらもっと力が増し、もっと喜んで勢いが増したのを覚えています。

 

その時、私は悪霊は人間とは完全に違うものだと知りました。サタンは私たちが地上でも黄泉でも嘆き悲しんだり、惨事で悲鳴を上げたり、激痛でうめいたりする声を聞くことが喜びであり、そこからもっと悪の力を得ています。だから私は絶対地上で落ち込んだ顔や暗く憂鬱な顔をしてサタンを喜ばせないと心しています。

 

私の場合は特殊なケースのようで、イエス様を信じて後、各種の悪霊が夢や幻で見えるようになりました。

 

大抵の悪霊は姿かたちでどんな種類の悪霊であるか分かりますが、夢や幻でも見えない悪霊があることに気付きました。それが病の悪霊です。

 

例えば貧困の悪霊なら必ず乞食のように汚い姿で現われ、ギャンブルに狂わせる悪霊は気違いのようなギラギラした恐ろしい目をしています。暴力的な悪霊は本当に凶暴な姿形をしています。いずれも同じ汚れた悪霊ですが、外観でおおよそ何の悪霊であるのか分かります。ところがいつも見えないが、実在するこの病の悪霊の存在を私が特定できたきっかけがあります。

 

ある日、偏頭痛で苦しんだ時に祈ると眠りに落ち込み、そこで見た夢で私の頭から背中にかけて透明なべっとりした半液体のようなものが張り付いていました。

 

クリスチャンの霊は眠りません。夢の中でも戦い霊的に清く強ければ悪に勝てます。私はこの透明なものを頭から剥がして持ち上げ叫びました。

 

「イエス・キリストの御名によって出て行け!」

 

そしてこれを遠方に投げ捨ててから目覚めると薬では効果がなかった偏頭痛が完全に癒されていました。その後、一人静かに聖書を研究し、見つけた病の悪霊に関する御言葉がこれです。

 

「今、私は心を自分に注ぐ。悩みの日に私は捕えられた。夜は私の骨を私からえぐりとり、私をむしばむものは、休まない。それは大きな力で、私の着物に姿を変え、まるで長服のように私に巻きついている。」(ヨブ三十章十六節~十八節)

 

病の悪霊は肉眼でも霊の世界でも見えませんが、確実に人にとり付いて絶え間なくむしばみ、体を弱くします。着物・長服のようにしつこく何年でも体にべったりくっついています。不可視なる天敵、病の霊の存在をメアリー・バクスターという現代の女預言者はこう証言しています。彼女も実際の地獄に行った経験があり、そこでイエス様からこう教わったそうです。

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「イエス様が言われました。「ここでは見ることができませんが、目に見えない悪霊たちの軍団もあります。病気の悪霊などです。」「行け!」と、大きい悪霊が小さい悪魔や悪霊たちに言いました。「悪いことを多く行なえ。家庭を破壊し、家族を滅ぼせ。弱いクリスチャンどもを迷わし、できるだけ多くの者にまちがいを教え、誤りに導け。おまえたちが戻ってきた時にほうびをくれてやる。覚えておけ、イエスを本当に自分の救い主として受け入

れた者たちには注意しろ。彼らにはおまえたちを追い出す力がある。さあ、地上を駆け巡れ。もう他の者たちを送り込んでいるし、これから送り込む者たちもいる。

我々は、暗やみと空中の軍勢を支配しているお方のしもべだということを忘れるな。」

(引用終わり)

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病の霊は見えませんが実在し、時に体内から暴れ、発作を起こし、精神不安定も引き起こし、火の中、水の中にも患者を押し倒します。そしてその時の患者の苦痛自体が彼ら病の悪霊の使命であり、生きる力であり、喜びであるため、人に住みついて簡単には離れようとしないのです。これが病の悪霊が長年人体に住みつく理由です!

【泉パウロ】

 

 

私たちは、東京都東大和市立野にある純福音立川教会で一緒にイエス・キリストを礼拝しています。

礼拝の動画もこちらで、ごらんいただけます♪

 

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