メスカルができるまでッッ!!【原料編】 | Bar JEST.〜喜多見バーテンダー日々の徒然〜

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小田急【喜多見】でひっそりと...
信州・松本出身バーテンダーののんびりした毎日♪

さてさて予告通り始まりました👍笑


メスカルの製造行程を改めて紹介していく企画


【Road To MEZCAL vol'1】

題してメスカルができるまでッッ!!


だいたい4回くらいに分けていこうかと思うのですが、

まず記念すべき第1回目のテーマはズバリ



【原料】



です。


そもそもメスカルは何からできてるのかと✨

そこ知らないと始まりませんよね😃



お店でお客さんとお話していてよく出てくるワードは



「サボテン」

「アロエみたいな植物」



です!


皆さん何となく植物からできてるっていうイメージを持たれているように感じました😃

近いといえば近いでしょうか🎶



それでは正解はこちら🎵



どどんッッ






【アガベ】


という植物になります😃



名前よりもまずは


でかっ😨


てなりそうですが、

最初なんでインパクト強め、15歳くらいの大きいアガベ出してみました!笑


よく「リュウゼツラン」って言われたりもしますが、

リュウゼツランという植物の中で、何科かに別れていて「アガベ」はその中の1種類なのです😳💦



この時点でちょっとややこしくなってきそうですが😨😨😨


今回はリュウゼツランってひとくくりにせず、【アガベ】で覚えちゃいましょう🎶



そして元々、



メスカルはその「アガベ」を原料とした蒸留酒の総称



でした😆👍


つまり昔テキーラは、

ブルーアガベという品種を使った「テキーラ地方で作られたメスカル」だったのです☆


しかし1994年に原産地呼称制が制定され、

現在はメキシコの9つの州






①オアハカ州
②ゲレロ州
③プエブラ州(2016年)
④ミチョアカン州(2003年)
⑤グアナファト州
⑥サンルイスポトシ州
⑦タマウリパス州(2001年)
⑧サカテカス州
⑨ドゥランゴ州


のみで、

アガベを主原料として作られた蒸留酒をメスカルと呼べるよう定められています🌀


それではメスカルの原料となるアガベを更にイメージしてもらうために写真を何枚か👍

全て2月に行ってきたメキシコ研修にて現地で撮ってきたホットなやつです😁🇲🇽



どうぞッッ




広大なアガベ畑
生育年数によって大きさも様々


生育期間15年のアガベ


ちっちゃいのは2~3年くらいかな☀️


ここから一気にワイルドになってきます笑
アガベは栽培品種と野生品種に別れていて、
野生品種は色々な場所を好んで成長します😃



こんな崖の途中や


道端にひょっこり
かわいいです😆


人も歩くのが難しいような急勾配を好む品種も😅



と、



こんな感じでざっくり載せてみましたがいかがでしょうか?



アガベって一口で言っても、

大きさや形、生えている場所も違って色々な種類があるじゃん!

って思われたかと😅💦



そうなんです、

アガベって実は200種類くらいあって😆

現在メスカルはその中の52種類を原料として使えることが規定で定められています🎵

(テキーラはブルーアガベ1種類のみ)


前半の写真のような畑に並んでいるのもあれば、崖っぷちや急勾配を好む品種、道端にちょこっと生えている品種など様々な種類のアガベがあり、それぞれに味や香りが異なります😃


そしてそれこそがメスカル最大の魅力のひとつでもありますッッ⚡⚡


現地でメスカルは「ヴィノ(ワイン🍷)・メスカル」と呼ばれ、レストランではワインリストのようなメニューが出されることもありました。


ワインのブドウにはカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ等様々な品種があるように🍇

メスカルのアガベにも多数多種が存在し、それぞれの個性的な味わい、香りを楽しむことができるのです😳✨✨


しかしアガベの品種の名前ってとにかく覚えヅライ。。笑


エスパディン、クイシェ、ビクイシェ、マドレクイシェ、トバラ、テペツタテ、クプレアータ、、etc.



ビクイシェ辺りで確実にかみそうだ。。😨



でも、

大事なのは名前を覚えるより、

どんなテイストが好きかってこと👍


例えば栽培品種はバランスよく、甘みが主張してくるのに対し、

野生品種の独特な青唐辛子を思わせる辛さや、植物感、柑橘香は本当に同じ原料?ってよく聞かれることがあるくらい違います☝️


僕はよくお店で3種類くらいをハーフショットでの飲み比べをおすすめさせていただいてますが、

意図としては2つあって、

1つはメスカルの最大の魅力である【アガベ品種の違いによるテイストの違い】を体感して欲しいということ

2つ目は様々な品種、味わいがあるメスカルの中から【お客様自身の好きなテイストを見付けていただけたら】という思いがあります🎵



お酒は嗜好品ですので、

好き嫌い、合う合わないがあっていいと思います😃


でも少しでもメスカルに興味を持っていただけたらお気に入りの1本、品種を見付ける旅はとても楽しいですよ😆👍


そんな僕自身、

まだまだ探し途中です😳💦笑

同じ品種でもブランドによって味わい違うし、その日の体調によっても感じ方が変わってきます


先が見えなくて日々変化していく、

だから楽しいのかもしれませんね😁👍





こんな感じでいかがだったでしょうか?


第1回目はメスカルの原料となる【アガベ】について書かせていただきました😃


最後に大事なことを2つまとめると


【メキシコ9州でアガベを原料とした蒸留酒を総称としてメスカルと呼ぶ】

【メスカルは52種類のアガベを使用でき、多種多様な味わいを楽しむことができる】


この2点ですかね☀️


慣れないものでつい文章が長くなってしまいましたが😅💦

次回は実際アガベのどの部分を原料として使うのか?

そしてメスカル最大の特徴とも言える「スモーキーフレーバー」はどの段階でつくのか?

そこら辺を掘り下げながら製造行程をお話していけたらと思います!



ご興味持ってくれたら嬉しい限りです😳✨



もっと詳しく聞きたいという方はぜひカウンターで🤣笑



それではまた次回お楽しみにッッ⚡⚡



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