リーダーの欠如


先々週のニューズウィーク誌(英語版)に、リチャード・J・サミュエルソンズMIT教授の日本に関する記事がありました。タイトルは「Japan's Lost Leaders」です。サミュエルソンズ教授は日本政治・経済の専門家です。


教授は日本を引っ張るリーダーの欠如を問題視しています。前回の危機時(明治維新)には多くの傑出したリーダーが生まれたのに、今回の危機時には麻生首相と小沢民主党党首のほかに選択肢がありません。この落差はいかんともしがたいように感じます。


教授は日本を「極東の荒海に浮かぶ泡」に例えています。中国・ロシア・北朝鮮・韓国・台湾との勢力バランスはかろうじて均衡しているだけで、とても凪いでいるとは言えません。教授の表現は的を射ていると思います。日本の将来を考えるに、行くあてもない漂流船に乗っているような不安感を覚えます。国にリーダーがいないということは、その国にビジョンがないということと同義です。


教授は以下の文で記事を締めくくっています。


Even transforming Japan into a "middle power" will require leadership. The Japanese people - and the world - are waiting.


オバマ政権を見ていて思うことは、若い力に国の舵取りを委ねることができるアメリカの寛容さです。20代・30代の若い力が突き動かした明治維新。オーバーラップするものがありますね。