やさしいコスト削減
米宅配大手フェデックスは18日に9-11月期決算を発表。燃料費の下落で増益となったが、09年度の経済状況が引き続き厳しいことを考慮し、更なるコスト削減を模索しています。今回コスト削減に向けた新しい措置として基本給の削減を発表しました。
まずフレッド・スミスCEOの基本給を20%削減。他の上級役員は7.5%-10%、管理職は5%削減されます。また今回の措置は時間給労働者には適用されません。スミスCEOは「人員削減を最小限に抑えるために必要な一段の措置を講じる」とコメント。19日付のウォールストリート・ジャーナル電子版は「リセッションに対する企業の対応として賢明なものの一つ」と同社の給与削減を評価しています。
多くの企業が無責任に大量の時間給労働者を解雇すれば、マクロ経済に更なる打撃を与え、結局のところ顧客基盤の喪失という形で全企業の首を絞めることになります。今まで米企業はコスト削減の手段として人員削減を前面に出してきました。今回の経済危機は今までの考え方が通用しないレベルまで深刻化する可能性があります。景気回復を遅らせないためにも、他の企業にもフェデックスのようなマクロ経済への配慮が期待されますね。