米沖合油田開発
エネルギー・環境政策を巡ってブッシュ大統領の共和党と民主党の争いが激化している。大統領選を睨み、共和党はガソリン価格抑制につながると沖合油田開発をごり押ししようとしている。民主党は開発に反対。
最近、両党によるジャブの応酬が続いている。現地時間7月29日民主党議員が偽証容疑でEPA長官に対する捜査を要請。7月30日ブッシュ大統領が住宅公社支援策の発表イベントで、民主党の沖合油田規制解除への抵抗を非難。
沖合油田採掘は必ず周囲の環境汚染に結びつく。ブッシュ(父)元大統領が発令した開発規制に関する大統領令を解除してまでも選挙戦を重視する姿勢には疑問がありますね。自国内のガソリン価格(ドイツに比べれば格安)を抑制させるためには何でもありなのか?マケイン氏も「ガソリン価格を抑えるために、やれることはやらなければならない」としている。
しかしながらブッシュ大統領の政策は石油メジャーに利益を与えるという点で一貫しています。イラク戦しかり、環境政策しかり、今回の沖合油田採掘しかり。原油高騰で石油メジャーの最高益更新が続きます。8月1日の講演でオバマ氏は消費者へのエネルギー費の補てんを提言。財源は石油メジャーの利益。この辺の線引きは明確ですね。
オバマ氏の考え
flip flop: 考えをコロコロ変えること
race card: 人種カード、人種の違い
先日驚くべきニュースが。沖合油田開発に反対していたオバマ氏が態度の軟化を臭わすコメント。条件次第では開発に賛成するそうだ。マスコミは待ってましたとばかりに飛びついた。傷病兵の訪問をキャンセルしたり、人種カードを切ってみたり、最近の言動には「?」が頭に浮かぶ。オバマ氏は何を考えているのか?マケイン氏はオバマ氏の「危うさ」を強調することで選挙戦を有利に進めようとしているのに……。今の段階で支持率に大差がつくのは得策ではないと考えているのか?今の内にマスコミが飛びつきそうな争点(弱点)をあえて提供し、投票者に時間を掛けて消化させようとしているのか?意図的に負の情報を流しているのだとすれば、タフな政治家だと思うが……。