AI(人工知能)ChatGPTが話題になって1年以上が経過しました。

 

現時点のAI進歩状況はパソコンに例えると、1995年にWindows95が発売された当初のようなものだと思います。

Windows95により業務用であったパソコンが、一般家庭に入りインターネット普及の契機となりました。性能も今とは比較にならないほど低スペック、そんな時代です。

 

今後のAIの進歩とともに、人間にしかできないと思っていたことが、意外に少なく、大抵のことはAIが行うようになります。

 

しかし、いくらAIが進歩しようが、それが人間の生活を楽にするかどうかは別です。

人間の意識が変わらない限り、生活のためにAIと仕事で激しい競争する、そんな社会になりかねません。手作業が機械に代わったのと同じように、頭脳労働がAIに代わっただけのようなものです。

 

そもそも物理的には今の生産性をもってすれば、現在でさえ必要以上に働かなくても人々は生活できる気がします。

 

それをさせないのは、人々の意識です。

例えば、小さい頃より植え付けられている学力競争などで育まれる競争(争い)意識。

社会に出れば、年収、地位、名誉等を巡っての競争(争い)。

当然国家間でも競争(争い)を繰り広げており、最たるものが戦争です。

 

つまり全人類が、競争は素晴らしい、周りは敵だ、勝者が正義、勝者が作る社会が良い社会、等と洗脳されてしまっているのです。

 

ただ実際のところ、競争によって社会は良くなっているかと言うと、むしろ殺伐とした社会になっているだけです。身近な例で考えれば体の各臓器は競争でなく協力しているように思います。各臓器が競争し合っている体は何だか嫌です。

 

 

競争より、協力、共生、といった意識の方が社会にプラスに働くはずですが、そうはなりません。これは人類の意識レベルが幼いと言うこともありますが、あえて幼くさせようとしている存在があるのも知れません。

 

昔の支配者は武力で支配し、被支配者を働かせていました。被支配者が怠けないように対立させ、競争もさせてもいました。現在は効率が悪いことから武力で支配することは少なくなり、思考操作が中心とはなっていますが、基本構造は変わっていないのかも知れません。

 

私は今は時代の転換期だと思っています。気象も含め、いろいろと大変な出来事が起こり混とん状態ですが、これは転換期に良くある事象です。混とん状態が続き困難で大変な生活が長く続くか、思ったよりも短くて済むかは人の意識次第です。

 

人口が大幅に減るなど、ネガティブな話も聞きますが、私自身は将来は明るいと思っています。新しい時代は競争から抜け出して、協力や共生といった意識に重きが置かれるように思います。その時代の意識を実現しやすい国の一つが日本です。

 

希望の命水はこういった時代だからこそ生まれた商品です。

 

 

 

ミネラルだより 2023年5月号158号より

 

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AI(人工知能)を使った対話型ソフト「ChatGPT」が話題になっています。

 

これはネット上でメッセージを送ると、人間のように言葉を理解し、瞬時に文章で返答されるサービスです。小説、脚本、詩、歌詞、作文や論文などの作成、添削、校正、要約。数学や物理の問題の解決、翻訳、アイデアの提供など、そのサービスは多岐にわたります。

 

私も試してみましたが、非常に知識の豊かな人と対話しているような感覚に陥り、驚きました。将来、AIによってホワイトカラーの仕事をはじめとする半数以上の仕事がなくなると予測されていますが、ChatGPTを使用してその実感を得ました。

 

現在は「働かざる者は食うべからず」という考え方が社会体制の基盤となっています。しかし、この考えに固執すると、多くの人々がAIに職を奪われ、困窮する未来が待っています。

 

一方において、この考えから離れ、違った価値観の社会に舵を切ることができれば、AIが働く分、人は生活のために働く必要がなくなるだけです。

 

その結果、人々は自分が喜びを感じる仕事や活動を、生涯を通じて行えるようになります。