一言に、高齢者あるいは年寄りといっても、その生きざまはさまざま。
軍隊に行っていた人や、
東京タワーを建てていた人や、
靴底の型抜き工場を手広く経営していた人や、
いろんな人の人生を聞く。
そして、今の生活もさまざま。
家族に支えられながら、ゆったりと生活している人や、
当時と変わらぬ簡易旅館で1人で生活している人や、
アパートをゴミや荷物で埋め尽くしている人や、
いろいろな生活を垣間見る。
生きたくても病気で弱っていく人や、
生きる希望を失って自ら命を縮める人や、
歳を取っても若々しく生きている人や、
若くても病気をして動けなくなっている人や、
いろいろな人の支援をする。
それぞれの人がどんな事を思い、どんな終末を想像し生きているのかなんて分からない。
ただ、この不惑をちょっとすぎたばかりのコゾーがお節介焼いてくれるから、もうちょっと生きてみようかなんて、思ってくれたら、支援の仕事のこれ以上の至福は無いと思う。