希望の星 』人類創成物語の背景


JESでは、各界のさまざまな講師をお招きし、
講演会を主催したりビデオ撮影を行なっている。


依頼や候補も含めれば、
過去26年間でおよそ2千人近くの講師と出会っただろう、
その中でひときわ印象に残っている講師がK先生だった。


K先生は以前、
アメリカ航空宇宙局NASA関連の民間受託研究員として属し、
主に「人体と宇宙との関わり」についてのリーダー格存在だった。 


細胞学の医学博士でもあり、
素粒子物理学・大脳生理学・東洋医学についても研鑽され、
マクロからミクロに至るまでの複合的見地、
そしてその幅広い解析と分析力は、
研究員の中でもひときわ注目を浴びていた。


約9年前、
K先生に始めてお会いしたとき先生は私にこういった。


「本井さん、人類の歴史はたかだか300万年どころじゃないんだよ。
本当はね、3億年以上昔に、
他の惑星から移住してきたのが今の人類なんだ」


「!!!」


・・・私は一瞬身震いを感じた。


それと同じ話を、
既に26数年前に聞いていたからである。


私は興奮冷め止まない状態で、
川又先生に対し矢継ぎ早に質問攻めしたことを覚えている。


「その根拠は?」


「誰がそんなことを?」・・・


それに対し、川又先生は私に理解できるよう話し始めた。


「NASAでも一部のトップでは既に周知の事実なんだ。

私の研究においても、
間違いなく人類は、地球上から自然発生した存在ではなく、
他の天体から移住してきた生命体であることが分ったんだ・・・」と。


3億年前と言えば、
恐竜が発生するよりもずっと以前であり、
シダ植物が繁茂し、昆虫が栄えた時代である。


そしてようやく両生類から爬虫類へと進化し、
陸に上がり始めた始めた頃でもある。


この年代に、
宇宙から飛来できるほどの科学と知能を持った人類が、
なぜ狩猟や農耕で生活する知能レベルにまで落ちたのか?・・・

 

そんな時、
偶然にもロスに滞在していたK先生からの国際電話が入る。

 


グッドタイミング!


いくつかの質問をぶつけてみた。

 

すると、
「君がそれを明らかにすると言うことだ。」

 


「えっ?僕が?・・・何を?」


「君とは宇宙意識の縁というパワーを通し、君と私は出会った。
そして、JESを通して僕は宇宙の意識に付いての講演をした。
人類創生の秘密も少しだけ君に明らかにした。
そして君は人類創生について疑問を持った。
こんなことを君に言ったらまた笑ったりするかもしれないけど、
これらは全て最初から必然的に決まっていたことなんだ。
君は瞑想によって、
全ての潜在意識をひも解くチカラを持っているんだよ。」



初日(2006.07.10)、
K先生の言われた時間(夜10:30)に瞑想を始めた。

 

以前、守護霊らしき人との対話で体験した時の、
結跏趺坐の態勢で、
目の前に三角合掌した手を持ってきて、
その隙間に呼吸を出したり吐いたりと数分間行なう。

 


(※ちなみにこのインスピレーションで沸いた呼吸法は、
その後60万本を販売し大ヒットとなる)

 

この呼吸法を10分ほど続けが、しかし…
う~ん、なかなか集中できない。

 


やはり夕食を食い過ぎたせいか、
それとも、酒を飲んだせいか…
たまらなく寝ぶい。。


やっぱ、今晩はやめとこ(笑)。

 

 

そこで翌日(2006.07.11)の夕食時、
いつもの晩酌に手を掛けると、
ひょんな拍子にコップを倒してしまった。

 

 

 

雑巾を持ってきた女房に怒られた。

 

 

「何やってんの?
もう歳なんじゃないの!」

 

 

ひ、ひどい…

 

 

その言葉にめげずに、
またコップにビールを注いだ。

 

 

すると今度は、
手が滑って瓶ごと床に落としてしまった。

 

 

床を拭いてた女房の手のそばに落ち、
キャッと飛び上がった。

 

 

そしていつもの二言目が…

 

 

「今日は呑むの、よしたら?」

 

 

確かに今日はおかしい。。

 

 

このあと瞑想もあるし、
すごすごその意見を聞いて自室に入った。

 

 

夜10:30、昨夜の瞑想の再トライだ。

 

 

ゆったりとした呼吸法は続けたまま、
三角合掌の手を膝に下ろした。

 

 

 

うん、なんとなく今晩はいけそうだ、
腹は空腹だし、酒も飲んでない。

 

 

 

集中してきた気がする…

 

 

半眼で5色のロウソク の炎を眺める。

 


自分の心の中の雑念や

固定観念、常識、知識などが
ロウソクの炎と共に溶けていくような気がした。

 

1時間ほど経ち、眠いわけではないが、
徐々に身体の感覚がなくなって行くのが分かった。

 


今自分の身体がどういう状態であるか、
意識を向けないと感覚がない。


両手も、意識しないと重さを忘れてしまうほどだ。

 

自分の心と外界との区別で、判断に迷うことを感じた。

 

 

すると徐々に、
自分の身体が

 

何か大きな光のようなものに包まれ始めた。


まるで母胎にいるような、

全く重力を感じない空間の中で、
なんとも言えない安らぎの中心にいた。


自分の心の奥底に集中する。


炎のような、ほのかで淡い光が見えた。


目の前にはろうそくの炎が見えているが、
それとは異なった光だ。

 

すると、
自分の心の奥の光が、一瞬キラリと強く光った。

 


目で見ているロウソクの中にも、

それと同じ光がシンクロでキラリと見えた。

 


その瞬間だった。

 

 


身体が大きく揺らされていることを感じると共に、
自分の肉体が少しずつ大きくなって行くのを感じた。

 


視点が上昇しているのである。


ふと下を見ると、
ろうそくの炎もどんどん眼下に小さくなって行く。


どうも上から自分の家を見ているようで、
屋根が透けて見える。


小さな肉体を持つもう一人の自分が座禅を組み、
5本のロウソクを前に座っている姿が見えた。


そして徐々に小さな粒のように遠のいて行く。


まるでロケットに乗っているように、
垂直に、自分の意識が上昇していくのが感じられる。


風を切るようなものすごいスピードだ。
(実際に風の音も聞こえた)


関東平野が見える。


街並みのネオンがキラキラしてきれいだ。


まるで飛行機の上から見ているような気分だ。

 

更に意識は上昇して行く。


雲を突き抜けたな…って思った瞬間、
その時からもっと急速に上昇して行く。


眼下に地球が見える。


周りに意識を向けた。


すると、宇宙全体は濃い紫色に見え、
星雲が渦潮のように
中心から光を浴びていくつも点在しているのが見えた。


宇宙空間は死ではなく、
溢れんばかりの生に満ち満ちていることを実感した。


あちこちで小さな光が一瞬光って消えたり、
水蒸気のような雲が

中心に向けて集まり球体になったりしている。


それは星の「死と誕生」であることは容易に分かった。

 

あまりにもの美しさで
いつまでもそこにいたい気分になった。

 

しかし良く見てみると、
宇宙の隅にピンホールのような

小さな「いびつな黒点」がある。


意識をそこに向けてみた。

 

最初は小さい頃に学校で学んだ、
ブラックホールと呼ばれるものか?…と思った。

 

その黒点は、
周りの星々を次々と渦巻きのように回転させて飲み込み、
その都度拡大していっているような感じがした。


一見、

アメーバーのような気持ち悪い生き物のようだ。


形を変えながら次第に大きくなって行く「いびつな黒点」は、
あきらかに私でさも飲みこもうとしている意図を感じた。


その瞬間、黒点の中央から、
蛇のような黒い触手がシュルシュルと伸び始め、
私の「意識の中心」に狙いを定めていることが分かった。


明らかに

私の一切を消滅(吸収?)しようとする意図を持っており、
震えあがる程の恐怖を感じた。

 

「逃げなければ!」…ととっさに思った。


すると背後から、
光のドームのような淡い光が瞬時に私を包み込んだ。


誰かが後ろから、
まるで綱引きのように引っ張っているように感じた。

 

背中が暖かい…


全てに守られているような、大きな安らぎに包まれた。


黒点は急速に遠ざかり、視界から見えなくなった。。

 

 

 

意識が肉体に戻った。

 

 


目の前でロウソクの炎がまだ燃えている。


すると、これはわずか数分の出来事か?


そういえばこれと同じビジョンは、
幼い時から何度も夢に見ていたことを思い出した。

 

希望と絶望…光と闇…安心と不安…

 

ひょっとして、

両極を体感させられたのか?

 

「今のは何だったんだ」…と思いながらも、
いつの間にか眠ってしまった。

 

 

そして翌朝(2006.07.12)、
不思議と身体がとても軽く、爽快な朝を迎えた。

 

 

ふと思った。

 


もしあれが仏陀の言う『宇宙即我』であったら、
私は覚者であり悟った者である。


しかし残念ながら、

何ら心境に変化はない(笑)。


単なる面白い感動的な映画を見た後のような気分である。


ただ、昔も見たような懐かしい感じがした。


この感覚を忘れないうちに書きとめようと、
会社に着いてからパソコンに向かった。


社員たちが出社するまで、まだ1時間くらいある。

 

 

すると、7時くらいであっただろうか、
いきなり全身が振動するような地震が起きた。

 

 


驚いて事務所の周りをきょろきょろ見渡した。


おかしい…揺れていない。


単なるめまいだったのだろうか?


いや違う。


確かに大きな振動を身体に感じたはずだ。

 

その時である。

 


斜め60度くらいの前方上空から

いきなり「キーン」という音と共に、
種のような小さなものが「ボンッ」と眉間に入った。


それが意識の中心まで達し、中で爆発する。


目の前に一瞬閃光が走った。

その瞬間、
あらゆるビジョンと言葉が次から次と浮かび、
そのビジョンの様子を書きとめようと、
死に物狂いでキーボードを叩いている自分がいた。


まるで自動書記である。


CDドラマ「ふるさと 」を書いているときにも、
これと同じ現象が起こったことがある。


モニターに写っている文字の羅列を見て驚いた。


最初に「叡智の超法則」という言葉が打たれた。


信じる信じないは自由だが、
それはなんと人類創生の衝撃的内容だった。

(『希望の星 』)

 


内容を読んで、私自身が一番驚いている。

 


これはいくら私が映像の世界にいるからといっても、
今まで見たことのない衝撃な内容ばかりだった。


それも一瞬の間に。


時間にしたら1秒にも満たないだろう。


まるで頭の中で

ビッグバンが起きてしまったような感覚である。


その一部、宇宙創成と太陽、そして地球の創生については、
前述 した通りだ。


余りにも衝撃的、かつ壮大な計画の下で、
現在の私たちが今地球上に存在し、
今生かされていることを実感した。


実はこのような体験は過去にも何度かあったのだが、
それは部分的なものであって、
今回ほどマクロ的というか、
かなり強烈で鮮明なビジョンでだったのは、
今までの中でも初めての経験だった。


その体験の中で確信したことがあった。

大宇宙には偶然も無駄もない


この大宇宙も地球も人類を含む一切の生命も、
そして時間も空間も、
全て偶然による産物ではなく、
ある一定の法則によって創造され、
そして育まれ、
調和よく運営されていることを知った。


しかも、この大宇宙の中で、
生命の中で、
人生の中でも無駄は一つもないことを確信した。

 

 

 

この後ももっともっと続くのです。。