社会人③
それからは、取り合えず認めてもうえるように働いた。
現場の掃除。
段取り。
予算管理。
現場監督の仕事を自分なりに一生懸命やってみた。あっと言う間に入社して3年の月日が流れた。
それなりに充実した毎日。悪くねーと思っていた頃、今までの人生で1番強敵になる人間と出会う・・・。
それは、クレーマー。
住宅業界では多いクレーマー。やることなすことケチをつける奴。
俺にとっては入社3年目の強敵。
出合った事の無い、理不尽な奴。
どう戦うべきか・・・。自分で考えた。
何を言っても、上げ足をとられ。誠意を見せても何も感じない。
社会人3年目の俺の実力ではとうてい勝てない相手。
ほとほと困った俺は、嫌々会社の担当営業・設計に初のSOSを出した。
当然、何かの形としてかえってくると思った自分にきた答えは。
営業 「そっかー、・・・。」
設計 「現場の事やしねー・・・。」
なんじゃそれ?
ひょっとして 俺達は関係ない?って事?
全部、営業の過剰サービスから設計のメチャメチャな図面を四苦八苦して現場で処理し。
自分の責任として、お客さんに頭を下げ。やってたのに・・・。
こいつらは何?
その時感じたのは、
信じるのは己のみ。
嫌な事から人は逃げる。
俺は絶対に嫌な事や、辛い事からは逃げない!
こんな会社の人間クソくれーや。年下の人間に全てをやらせ、自分はお構いなし。
人間的に腐ってる。ゼッテー、あんな奴らに頼らん!
幾ら仕事ができなくても、バカにされても、俺は人の嫌がる辛い事をしようと心に決めた。
そして、こいつらより人間的に上になり、金持ちになって思い知らせてやろうと思った。
人間性が上でも、結局お金が無いと勝てない。
お金があっても、人間性が無ければ認めてもらえない。
両方あればゼッテー、勝てる。
そして、あいつらがいくら仕事ができても、俺の方が稼げればゼッテー負けない。
こんな気持ちにしてくれてありがとう。その日から、考え方を変えた・・・。
そして、30歳になる年に独立かこの会社を辞める事を決めた。
若干25歳。
残り5年。今からのビジョンを考えた。
キーワードは2つ。
建築で独立するなら、営業と設計が必要。
取り合えず、設計になろうと考えた25歳の自分・・・。 次に続く