日本ユーラシア協会広島支部ニュース2026年6月28日
【ロシア語検定2026】第87回は5月31日、4級、3級が広島会場(広島市東区民文化センター)で実施されました。次回88回は10月24日25日実施予定です。

【ひろしまフラワーフェスティバル 2026】5月3,4,5日参加しました。第一日目は雨で、後半は天気も回復しました。

【ぺあせろべ2026開催】10月4日(日)JR南口エールエール地下広場開催で準備を進めています。実施時期 2026年年10月5日(日)(10時~16時)2. 実施場所 広島駅南口地下広場3. 来場対象者 広島市近郊に住む方4. 来場目標人数 5,000人 5. 予定プログラム ステージ(楽器演奏、舞踊、歌、ゲームなど) ブース(世界の国や地域の歴史・文化、建物・街並紹介、参加者・来場者間の交流)その他、アウトドアゲ-ムなど 6. 出展団体  広島市内、または近郊で活動している営利を目的としない団体で、開催趣旨に賛同いただき、国際交流を表現できる内容で、楽しいイベントづくりに積極的に参加・協力できる団体 7. 目標参加団体数 ブース 10組 ステージ 10組

【ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトより】セメイ市から広島市への8月29日カザフスタン・セミパラチンスクでの反核平和集会への招待状が届ています。松井市長からの親書をヒロセミからカザフ訪問者がお預かりして、セメイ市長に現地でお渡しすることになります。訪問団出発は8月26日前後の予定です。[カザフの子供たちの絵画展]福山市で展示会を行うことになりました。概略をお知らせします。日時:2026年7月30日(木)~8月6日(木)  展示責任者:吉川兼子さん(ギャラリー 風と鳥と)  行事名:世界のヒバクシャ カザフスタンの子供たちの絵展示等(仮題)  場所:福山市鞆町鞆 844-2 ギャラリー 風と鳥と…内容:カザフスタンの子供たちの絵 旧ソ連 核実験場  主催:ギャラリー 風と鳥と… 、ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト

【コンサートのお知らせ】
ドミトロ・ウドヴィチェンコ無伴奏ヴァイオリン・リサイタル  
7月5日16時開演  日本ルーテル広島教会(中区鶴見町2-12  3階)

【映画「負ケテタマルカ」案内(再度掲載)】
日時 2026年7月11日(土)開場14時 上映開始14時30分 
   2026年7月19日(日)開場13時 上映開始13時30分 両日とも映画終了後 感想意見交流会(参加自由)
会場 広島市留学生会館2階大ホール
   (〒732-0806広島県広鳥市南区西荒神町1-1)広島駅南口から東へ徒歩7分
主催 地城医療を考える映画上映会実行委員会  問い合わせ:県連合まで  鑑賞料は無料です。投げ銭歓迎!!


【田村虎之助さんのドンバス報告】[ロシア・ウクライナ国境地帯からの報告(その1)]
二〇二五年の秋、私はSという友人に会うためにロシアが実行支配しているウクライナ、ドンバス地方の片ガンスクヘ行った。この時の写真は、後に「鉛色と陰鬱の街」というNINEで発表した。
それから半年後の二〇二六年の五月、再びルガンスクへ行った。ルガンスクの東、クラスノダール地方の港町、ノヴォロシースクにはRという友人が住んでいて、私がロシアに滞在する時はRの所に身を寄せている。今回もRの世話になった。
四月三〇日、私は新幹線で博多へ向かい、福岡空港からソウルとカタールのドーハを経由してモスクワに向かった。モスクワに到看したのは五月一日の午後三時だった。
入国審査のレーンに並ぶ。噂では別室に連れて行かれて荷物も全部調べられ、尋問を受けると聞いていた。昨年はベラルーシ経由でソチから入国したので別室に連れて行かれることはなかったが、今回はどうだろうか。(続く)

【太陽活動と核融合発電(その2)】(前号の続き)
地上の太陽と言われる核融合発電が成立するにはいくつかの条件がある。①太陽活動現象は充分に解明されているのか。②地上で制御された核融合(発電)実現の為の条件は整っているのか。どちらも大きな課題である。
第1に太陽活動はどのようなものかを考えるには、コペルニクスの理論、地動説(太陽中心説)の意義を確認する必要がある。従来の天動説(地球中心説)と比較される。
天動説、地動説のどちらかが間違っているわけではないといわれる。日常的には、北極や南極地域を除いては、太陽は東から昇り、西に沈む。地球が自転しているのだと考える必要はないかも知れない。コペルニクスの説の優位性を認めることができるのは次の事情による。コペルニクスが注目したのは天空(天球)にある太陽や月、惑星(遊星)、恒星の地球からの距離感の違いだとされている。1512年当時プロシアのフラウエンブルクで火星の衝を観測した。火星が地球に対して太陽と反対の位置にきた。月の衝が日食であり月食である。ちなみに日食の記録は、ユリウス暦紀元前2137年仲康五年「夏書」、紀元前1070年バビロニア、628年「日本書紀」に記録がある。
コペルニクスの業績は、はじめ「天体の回転について」との草稿がかかれ、1543年「天球の回転に関する六巻の書」として出版された。コペルニクスの理論の後継者としてジョルダーノ・ブルーノとティコ・ブラーエの二人を上げることが出来る。ブルーノは空間は無限である、太陽は一個の恒星である、諸恒星は沢山の太陽であるなどと主張した。ティコは1572年天空の新星に着目し距離を推算しようとした。ティコはデンマーク王が作った観測所で、太陽、月、諸惑星を天空上の軌道に沿って細かい間隔で位置を観測し記録した。ヨハネス・ケプラーはティコの観測記録から、有名な三法則を導き出した。ケプラーは1627年には、惑星表を作り上げて、太陽は軌道を描いて運動する惑星の運動の原因であることを主張した。太陽と惑星との位置関係が確定された。  
太陽は地球を含む惑星にとってどのような存在なのか。太陽活動解明の手段として太陽が発する光の分析がある。ニュートンがプリズムで太陽光を分解できることを示した。太陽光に関わる人物としてブンゼンR・W・E・ブンゼン、G・R・キルヒホッフがいる。ブンゼンは1855年にファラデーのガスバーナーの改善に取り組んだ。ブンゼンはナトリウムが発する黄色い光(後にナトリウムD線)をプリズムで調べてこの光が1つの波長であることを確かめた。後には2つの接近した光であることが分かった。 
正体不明の物質があったとして、この物質を炎の中に入れて黄色い光が出てきたら、この物質がナトリウムを含んでいると判断できる。この手法がスペクトル分析またはは分光学と言われる。1850年代、ブンゼンの同僚のキルヒホッフは「白熱したガスは自身が出す放射も吸収することが出来る」として、2人は「高温に熱せられた物質の放射と吸収」に関する法則を確立した。2人は同じ手法で1860年にセシウム、1861年にルビジウムを発見した。実は2人の法則は1852年以前にジョージ・ガブリエル・ストークスが気付いていたが、発表されていなかった。太陽については、1866年ジョゼフ・ノーマン・ロッキヤーが太陽のプロミネンス(紅炎)の中にヘリウムのスペクトル線を発見した。同年ピエールも日食の観測でヘリウムを発見した。地球外にもあるが、地球にもあるヘリウムのような物質が、宇宙空間に複数あることが確認されるようになった。分光学によって宇宙に存在する物質を検知できるようになった1930年代は核融合と核分裂の理論と実験の成果が出た時代でもあった。(次号で第2の条件を考える。)