明り取りの窓から、どの月だろうか、
まっすぐに差し込んできて
詩人の顔を照らす光がある。
いくら砂漠を旅してもいくら泥をかぶっても
決して焼けたり汚れたりしない白い顔が
月光を映してほのかに輝いている。
(中略)
美しさは塩の村で水を浴びていたときのままだ。
月の光の下でこそよりひきたつ、
どことなく冷たくてはかない美しさだ。
シェプシが見たことのない濃い紫色のヴェールをまとい、
それが瞼に引かれた紫と台座の水晶の色にあいまって、
むしろこれまでに見たいつの詩人よりも華麗であるかもしれない。
(紫の砂漠/文庫 P346~347「聖具室」より)
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物語の最高潮、涙無しには読めません…。
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濃い紫色のヴェールをまとい
あでやかに華麗に映った…
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