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889年にドイツ帝国が発行した10ペニヒ普通切手です。1871年に成立し
イメージ 2たドイツ帝国は、プロイセン王国の国王を皇帝(カイザー)としていただく連邦国家した。初代皇帝は、プロイセン国王ヴィルヘルム1世で、宰相はビスマルク。切手が発行される1年前の1888年に、第3代皇帝ヴィルヘルム2世が即位し、1年後の1890年には皇帝によって宰相ビスマルクが解任されます。
 有名なイメージ 3「鉄血政策」でドイツ統一を果たしたビスマルクでしたが、統一後は慎重老獪な外交政策でヨーロッパの平和を維持し、新興ドイツ帝国の基盤を固めることに集中しました。その結果、工業化に成功して国力が充実すするのですが、若い皇帝ヴィルヘルム2世の冒険主義的で好戦的な統治の原因になります。ヴィルヘルム2世とビスマルクは対立し、解任にいたります。そして、後に1914年には第1次世界大戦に突入し、敗戦によって帝国は崩壊します。