台湾軍におけるサイバー戦争について
台湾軍にはサイバー部隊が、通信科とは別に独立して存在するのか。それとも、通信科の一部として存在しているのか。規模はいかほど? 私は自衛隊のサイバー戦担当者に「サイバー科」という職種を与えるべきだと思っている。
台湾政府としては、サイバー防衛に役立ちそうな人物を、どのように採用しているのか。異能の才を見つける組織や人材がいるのか。あるいは、一般的な試験や学歴で採用しているのか。
(ハッカーは独学的で、孤独、早熟な人間のような印象がある)オードリー・タン、下村努、ケビン・ミトニックのような人物は「型破り」であり、タンを除く2人は一般的な採用方法では良い評価を得られなさそうだが。
(話が抽象的なので、軍に話題を絞りたい)
台湾軍のサイバー部隊の人材登用はどのように行われているのだろうか。
によると、台湾は、国際的な視点とR&D技術を持ったハイレベルのサイバー技術者を養成することをゴールにしているようだ。台湾は言うまでもなくTSMCのような世界トップレベルの半導体メーカーなどを持っている。ということは、台湾は半導体の次は、サイバーセキュリティーで世界をリードするつもりなのか。
台湾にはサイバー戦争の専門家を育成する「選抜・育成プログラム」のようなものはあるか。
イスラエル軍にはタルピヨット・プログラムなる制度がある。政府が科学に優れた若者を選抜して、18歳から3年間、大学で数学や物理を学ばせて学位を取得、その後は国防軍・IDFに入隊させる。このプログラムの参加者の中には、イスラエルの電子情報機関8200部隊・Unit8200でサイバー防衛に関わる者もおり、
修了者は各界で大きな力と人脈を持っている。このプログラムは1万人から50人を選抜して、厳しい教育と実習を課すそうだ。台湾にはそのような特別なプログラムはあるか。
https://wirelesswire.jp/2018/11/67550/
https://forbesjapan.com/articles/detail/24592
ハイブリッド戦争
台湾政府にはハイブリッド戦争を専門的に研究する組織はあるか。
また、もし台湾がこれを敵国に仕掛けるなら、その指揮を取るのは、軍か情報機関か、あるいは政府再興指導部なのか?
台湾の社会にフェイクニュースを検証する組織があるとしたら、どういうものか。マスコミがそれをしているのか。
続く