春3月
Twitterやらネットニュースやらほとんどコロナコロナ
マスクやらティッシュやら買い占め品薄
なんだか殺伐とした情報ばかりで ちょっと滅入ってきますな
滅入るのはそれだけじゃなく
というかこっちの方が影響大きいんだけど
父がいきなりの癌末期患者となってしまった
現在入院して10日
年齢も年齢だしいつまでも元気なわけがない
というのはわかっていたけれど
いざ現実となると かなり狼狽えてしまうという情けなさ
うちは妹と私の2人姉妹
こんな時は姉妹というのは何かと心強いかも
お互いさほど離れていないところで暮らしているので
相談しながら動いている
今は療養型の病院への転院に向けて手続き中
色々な条件を鑑みて積極的治療はしないことにした
ただ気がかりなのはその方針に父本人の意思が反映されていないということ
本人には告知していない
今や癌は本人告知が当たり前のご時世だし
自分のことなら全て告知してほしいと思っているのだけれど
手術は不可能 化学療法で戦うことはもはやメリットがないという医師の見立てもあり
今後は痛みなどの対処療法で 病名は告知せず という結論を出した
のではあるけど・・・
本当にそれで良かったのか・・・・
父と似た気質の妹は
自分だったら絶対言って欲しくない
治る希望があるならともかくもうその見込みがないのなら絶対知りたくない
と力説した
何をどうしても後悔はすると思う
だとしたら言った後悔より言わなかった後悔をしたい
と妹は言った
折悪く 現在コロナの影響で面会は禁止されている
入院して二日目で面会禁止の措置
本人も一番不安な時だろうにそばにいられないというなんとも辛い状態に
私たちにしても大事なことを顔や状態を見て考えることも出来ないうちに
答えを出してしまった・・・
そんな中 担当ナースの計らいで2回ほど短時間だけれど面会できた
痛み止めの影響などもあって傾眠状態 少しせん妄も出ているという
ナースセンターに一番近い病室なのだけれど 窓もなく刺激もないから
そりゃ意識も濁るわよね・・・・
あの状態の父にはもう正確に状況を理解することはできないのかもしれない
でもやっぱり命に関わる決断を本人抜きに決めてしまったという事が
重く心に引っかかっている
どんなに考えても正解と思える答えが出ないのだろうけれど
親が元気なうちに そう言ったことは話し合っておくべきだ
と痛感したので 自分は息子のためにしっかりとした
意思表示をして残しておこうと思っている
終活アドバイザーの勉強がここで役に立つわけだな うん
生きているものは必ず迎える死
死を意識して生きる メメントモリの警句が心に刺さる










