1月の週末、2日連続でリンカーンセンターへ。

 

土曜日は、2018年初のNYフィルでした。

 

 

一曲目は、TchaikovskyのViolin Concerto in D major, Op. 35

 

バイオリニストは、若手のBAIBA SKRIDEという女性だったのですが、

今回初めて聴きました。

 

 

↑のお方。終わるや否や、結構なスタンディング・オベーション

だったので、正直?だった私。トンボ君に、「どう思った?」と

聞いたら、あまり感動しなかった様子。そうだよね…。

残念ですが、このお方の演奏はもう聴かないかな…。

 

中休みを挟んで2曲目は、

 

Esa-Pekka SalonenのHelix。

2005年に指揮者のValery GergievとWorld Orchestra for Peace

という楽団に捧げる曲として作曲されたもののようです。

10分という短い曲ですが、パーカッションの使い方がなかなか

斬新な作品でした。

 

 

↑は、この日の指揮者Susanna Mälkki女史。

彼女が指揮するコンサートも初めてでしたが、背筋がすっと伸びて、

綺麗な指揮姿でした。

 

3曲目は、

DebussyのLa Mer

 

トンボ君曰く、たぶんドビュッシーが表現しようとした「海」ではなく、

北欧の冷たい海のイメージが浮かぶ演奏だったそうな。

イメージは違うのかもしれませんが、素晴らしい演奏でした。

 

それにしても、NYフィルの女性団員、アジア系団員の多さ!

気が付けば、第1バイオリンなんて、コンサートマスター以外、

全員女性になっていました。

 

明くる日の日曜日は、とあるところでランチをした後に、

リンカーンセンターへ。

 

ランチの帰りに、トランプ・タワーの前を通ると、

トランプ大統領の移民政策に抗議する人がプラカードを

持って立っておられまして、

 

 

 

これ、笑。

米国に関する報道を見聞きされている方はご存知かと思いますが、

トランプ大統領が一部の国のことを、「s***hole」と呼んだという

報道があり、非難を受けています。

これは、↑の先にあるトランプ・タワー(トランプ氏の自宅がある)が、

、「s***hole」だろ!と言いたいのでしょうね。

 

この日は、ブタペスト祝祭管弦楽団の演奏でした。

 

1曲目は、

BachのOrchestra Suite No. 2 in B minor

 

2曲目は、

BeethovenのPiano Concerto No. 3 in C minor

 

 

このピアノ・コンチェルトは、今までいろんなピアニストで

何度も聴いたことがありますが、この日は、

Dénes Várjonさん↑という初めて聴くピアニストでした。

素晴らしい演奏でした。お辞儀をしているところしか、写真に
撮れていなかった💦
 

中休みを挟んで、3曲目は、

RachmaninoffのSymphony No. 2 in  minor

でした。

 

 

指揮者は、Iván Fischer氏↑。この楽団の創設者でもいらっしゃる

のだそうです。

 

 

トンボ君によると、前は日本でいうところの斎藤記念オーケストラ

のように、この指揮者の下、いろんな楽団に属する方々が

期間限定で集まっていたオーケストラだったようですが、1990年代

の前半から、常設のオケになったとのだとか。

 

世界的にも評価の高いオーケストラらしく、素晴らしいアンサンブル

でした。

 

 

この日は、週末にも関わらず、やけにスーツ姿や、ドレス姿の方

が多いなぁと思っていたら、演奏会の後に、この楽団のサポーター

をご招待して、ディナー会が催されることになっていた様子。

 

January 13, 2018 (Sat)

New York Philharmonic conducted by Susanna Mälkki

 

January 14, 2018 (Sun)

Budapest Festival Orchestra conducted by Iván Fischer

 

both at David Geffen Hall, Lincoln Center