夏の高校野球観戦 第4弾は 神奈川大会準決勝@横浜スタジアムです。
夏の高校野球観戦は日陰で、が鉄則。
これまでは自由席でしたので、日陰(屋根下)の席を取るためにバカみたいに朝早く行っていましたが、今回は指定席なので余裕があります。

横浜スタジアムは屋根がまったくないのですが、構造上、ごく一部に日陰になる席があります。
指定席発売日、受付開始と同時にログイン、無事にその席をおさえました。

第1試合は横浜ー武相。
横浜の圧勝かと思いきや、武相が踏ん張る。
1-1で互いに譲らない展開。
横浜が9回裏に二死1、2塁とすると、武相は当たっている阿部君をあえて敬遠、満塁策をとります。
次打者の奥村君がサヨナラ打を放ち、試合を決めました。
横浜でリリーフでマウンドに立ち、6回以降をパーフェクトに抑えた織田君はまだ1年。
末恐ろしい1年生が現れました。
この春横浜高を卒業した緒方君も登場時にスーパー1年生といわれましたが、入れ替わるように新たなスーパー1年生の出現です。
緒方君同様、これから成長を見守るのが楽しみです。

失礼ながら、試合前は横浜がコールド勝ちするのではと思っていました。
武相は予想以上にがんばりました。
神奈川高校野球の勢力分布図に大変動といったところです。

たまたま直前の週末に放送された27時間テレビに横浜高校が出ており、生徒さんがたくさん映っていました。
私は昨年、横浜高校に足を運んだので、応援席を見ながら感慨深い気持ちになりました。

第2試合は東海大相模ー向上。
この対戦で思い出すのが10年以上前に観戦した神奈川大会決勝。
東海大相模が13-0で圧勝。
しかも向上は三振21個という惨状。
決勝戦でしたから実にがっかりしたものです。

失礼ながら今回も力の差は歴然と思っていました。
本来はこの場に向上の代わりに慶応がいたはずであり、そういう意味でも興味が半減でした。

しかし向上は互角以上の戦いぶり。
8回表に相手ミスから1点を勝ち越した際は場内に(もしや)の空気が流れました。
向上の応援席の盛り上りも、私が観た試合の中ではここ数年で最高と思われるものでした。
しかしそこはやはり東海大相模。
悪い流れの中でしたが、直後に3点を返し逆転。
そのまま最終回を抑え見事逆転勝利です。

第1試合の武相同様、向上もよくがんばりました。
神奈川の高校野球はこれからますます盛り上がりそうで楽しみです。

前日観戦した西東京大会と比べ、神奈川のレベルの高さを感じました。
神奈川代表は甲子園でも活躍してくれるものと思います。

決勝は横浜対東海大相模になりました。
まさに横綱対決です。
神奈川の2強ながら決勝での対戦はそこまで多くありません。
必見の試合ですが、私はそうそう休むわけにも行かず観に行けません。
残念。

これを書いている時点ではすでに決勝は終わっています。
この試合でも東海大相模が終盤での逆転劇。
横浜のスーパー1年生を甲子園で観たいところでしたが、仕方ないです。

ちなみに決勝戦当日は平日にもかかわらず観客の数は2万8千人!
高校生の野球に。
神奈川県民どうなってんの、と思いました。