グッド!グッド!グッド!グッド!=4ジェリー

TOHOシネマズのポイントの有効期限が迫っていました。
あと1回観れば無料鑑賞。
おトクに観たいのですが、期限までにTOHOシネマズのサービスデーに観ることはできない。
ならばレイトショーは、というと23区内のほとんどのTOHOシネマズはレイトショー割引を設定していない。
そんななか、錦糸町は設定がありました。
しかし観たい映画がない。

なんとか、「からかい上手の高木さん」という映画を見つけました。
この映画、監督が今泉力哉さん。
この監督の映画「街の上で」と「愛がなんだ」は良かった。
特に「街の上で」は、舞台が以前住んでいたところの近くで、思い入れがあります。
ハリウッド同様、日本でも監督が小規模作品で認められてメジャーに行くのですね。

そんなわけで、この映画を観ることにしました。
レイトショー料金は1,500円でした。
そこまで安くはないんだな~。

さて、「からかい上手の高木さん」です。
この映画がマンガ原作であることもドラマにもなっていることも知りませんでした。

だから、あまりに微笑ましい展開の連続で、こんなハッピーな光景がずっと続くわけがない、最後に観客を泣かせる気だな、と。
例えば永野芽郁さん演じる主人公は実は難病設定かなんかで、いつ「私死ぬよ」と浜辺美波ばりに言うのかとドキドキしていました。

そしたらそんなことは全くなく、ド直球、100%ピュアな単なるラブストーリーだった。
観てるこっちが恥ずかしくなるくらい幸せそう。
キュンキュンした。
死ぬかと思った。
キュン死。

セリフ回しがリアルなのもいいと思いました。
通常映画やドラマでは出演者がポンポンと会話をするのが常ですが、実生活ではそんなことばかりではありません。
この映画では言いよどんだり、間があいたり、言葉の表現がわかりにくかったりといったシーンがあり、すごく自然に感じました。

若干、(あのような狭いコミュニティで教員同士がいつも連れ立って歩いてて大丈夫なのか)とか、(教育実習生が生徒を連れ出して問題になるかも)などと思いましたが、まあヤボなツッコミは無しってことで。

今泉監督はこういう映画も作るんだなぁと思いました。

偶然観た映画がすごく良かった。
これだから映画好きはやめられないです。

出演者に目を向けますと、
西片役の高橋文哉という人は、最近人気があるようで、ラジオで流れてくる声は知っていましたが、やっと声と顔が一致しました。

町田くん役の人は、中村倫也にそっくりです。
中村倫也は主演の永野芽郁と、朝ドラ「半分、青い」で共演していたので、不思議な感覚でした。
思えばあのドラマは、中村倫也以外にも間宮林蔵、じゃなかった(樺太!)間宮祥太朗、清野菜名、奈緒、志尊淳、矢本悠馬、小関裕太といま思えばすごい面々が出ていました。
他の出演者も主演クラスの人ばかりでかなり豪華。
朝から贅沢なドラマでした。