DeNA-阪神のチケットをおさえていました。
が、当日は雨予報。
降水確率90パーセント。
これは中止だと決めつけ、同じ日に行われる南関東3冠レース第1弾の「羽田杯」を観に大井競馬場に行く計画でした。
南関東3冠レースは今年から中央交流となり注目なのです。

予報通り朝から雨。
一応、日中はスタジアム周辺をうろうろしていました。
雨はずっと降っています。
しかし、なかなか中止の情報が出ない。

ついに試合開始30分前になり、とりあえずスタジアムに行ってみると、ふつうに観客がゾロゾロと場内に吸い込まれていました。
(この天候でやるのか)
驚きました。

一応、レインコートを持ってきてはいましたが、雨中の観戦です。
気温も低く寒い。
私としては過去最高の雨量の中での観戦です。

途中、強い雨のため試合が中断となりました。
雨はいっこうにやむ気配がありません。
お客も口々に「中止だろう」「中止にしてくれ」と言っています。
(まあ、このまま終わったら阪神の勝ちだからいいや)と思っていたら、長い中断ののち、「再開する」と。
予報でも雨は弱まる気配はなく、なにを根拠に再開?とは思いました。

すでに観客の多くは帰ってしまいました。

試合が再開されると、阪神は逆転されてしまいます。
雨は強いし寒いしふんだりけったり。

しかしこの後にドラマが待っていました。
2点ビハインドの9回にクローザーの山﨑康晃を攻め立て、逆転。
その裏をおさえて勝利です。
あの展開で再逆転するなんて信じられない。
本当に強いと思いました。

そして、試合を継続させたからこそ見られた逆転劇であり、尽力された審判やグラウンド整備の方に感謝です。
中止にしろなんて思ってすみません。

横浜スタジアムは、毎年、夏の高校野球地方大会観戦に訪れる球場です。
この日の両チームにも、高校時代に観た選手が数人いました。

阪神の伊藤投手は横浜高校出身。
現MLBサンディエゴ・パドレスの松井裕樹がいた桐光学園を破った試合が印象的。
阪神の3番打者、森下は東海大相模。
DeNAのルーキー1番打者、度会は横浜高校。
度会は高卒時にプロ志望届を出したものの指名されず、社会人野球ENEOSを経てプロ入り。
ENEOSも神奈川県下。

そして、なんといってもDeNAの2番手で登板した中川投手。
オリックスで育成落ちも経験、わずか3年で戦力外となりDeNA に移った来た苦労人。
桐光学園時代はエースで4番。
横浜、相模、慶応といった県内の競合相手に投げて打って孤軍奮闘していた姿が印象的でした。
この日はプロ入り初勝利の権利がありながら、降板後にチームが逆転されて権利消滅。
ただ、この感じなら近いうちに初勝利があげられそうです。

チームにかかわらず神奈川県出身の選手は応援しています。