2020年は映画ファンにとってさびしい年でした。
コロナ禍で映画館が閉まったり、新作の劇場公開が少なかったからです。
以前は「映画は映画館で観るもの」と思っていた私は、配信にはほとんど興味がありませんでした。
ネットフリックスを契約してはいたものの「アイリッシュマン」や「マリッジストーリー」をわざわざ映画館で観たほどでした。
それが今年は、春にタブレットを買ったところ、ワイヤレスイヤホンをして映画や海外ドラマを観ると実に快適。
映画館での公開作品が少ないなか、ネットフリックスにどっぷりはまってしまいました。
高校生の頃から映画館通いを続けてきましたが、映画館が平常営業に戻っても以前のように行くかどうかわかりません。
2018年は80本、2019年は72本、映画館で観ましたが、2020年は38本にとどまりました。
新作公開が見合わせられる中でも頑張って3月までに21本観ました。
新作減の穴埋めのように上映された旧作も意地のように観に行きました。
「マッドマックス 怒りのデスロード」4DX版や映画館では初見の「地獄の黙示録」等、印象深いものがありました。
まだまだ映画館で観ようと意気込んでいたのですが、4月、映画館の営業休止で心が折れました。
再開後は目ぼしい作品が少なかったこともあり、以前の熱意が消えてしまいました。
大きな話題になったアニメには全く興味がなく、別世界での出来事のような感覚でした。
そんな2020年に映画館で観た映画、ベスト3。
第3位は「ナイブズ・アウト」。
捻りも皮肉も効いている秀作。
主演格のアナ・デ・アルマスさんは今後注目の女優さん、待機作が続々という感じでしたが、コロナの前ではそういう話もどこかに行ってしまいました。
第2位は「ジョジョ・ラビット」。
ジョジョがママの靴に気付くシーンの衝撃は忘れられません。
そして第1位は、月並みですが、「パラサイト」。
アカデミー賞としては久しぶりにエンターテイメント性に富んでいたのもなんだか嬉しかった。
結果として3作品ともコロナ前、1月公開の作品になりました。
呑気に映画を楽しむことが出来た、平和な時期だったと言えます。
あの頃、「パラサイト」に出てきた麺を自作したりして、つくづく平穏だったなぁ(涙)。
ちなみに次点は「ブックスマート」。
鬱々とした気持ちを吹き飛ばす快作でした。
8月に観ました。
この映画はもうネトフリで観ることができます。
ネトフリ等、配信はすごいですね。
映画館はどうなってしまうのか、と思います。
2021年の映画界はどうなるのでしょう。
トップガンや007の続編は公開されるのか。
コロナが収束し映画界が再び盛り上がることを祈ります。