グッグッグッ=3ジェリー

「ヘレディタリー」は私にとっては近年まれに見る胸糞映画でしたが、巷の評価は高かった。

同作の監督、アリ・アスターの新作が「ミッドサマー」です。
それなりに話題になっており、また今注目の女優フローレンス・ピューが出ていることもあり、よせばいいのに観に行ってきました。

ひとことで言うと不思議な映画。
一歩間違うと意味不明になりそうですが、すんでのところで踏みとどまっている感じ。
胸糞成分はありますが前作ほどではない(よくわからない表現)。
前作よりはエンターテイメント性が高いし、笑っていいのか微妙だが笑える場面もある。

ジョーダン・ピール監督の映画に似ていると思うが、ピールさんの方がよりエンターテイメント寄りか。
その辺は好き嫌いが別れるでしょう。

「ワンス・アポン・ア・タイム・・・」でのブラピはラリってても強かったけど、そううまくは行きませんね。
そういえばあちらも相手はカルト風でした。

本作の出演者で、フローレンス・ピュー以外で一人だけ名前が知られているのがウィル・ポールター。
メジャーな俳優はそれなりの役どころになるものですが、この映画はその点でも裏切ってくれます。

いろんな意味でクセが強い映画で、ハマる人がいるのもうなずけます。