字幕版はすでに観たので吹替版での鑑賞。
前回は内容がわかりづらいと感じましたが、今回でだいぶ補完できました。
意外に面白い話だったのですね。
吹替版に比べ字幕版は歌詞を追ったりするのに忙しく、内容の把握が難しいと思いました。
松さんはさすがの歌唱でした。
日本語詞は字余りっぽいところが多いですが、そういうことを感じさせない、圧倒的なパワーでした。
神田さんの方は、アナの見せ場が少なく、かつ曲も平凡な感じで、あまり目立たない感。
吉田羊が出ていることは知っていたが、余貴美子も出ている!
「純と愛」コンビではないか!
(なんて言ってるのは日本中でオレだけ)
今作のアナはかなりイタいです。
人の話を聞かず何度も勝手に解釈するし、非常識な行動も目立つ。
だいたい、アナは単なる人間です。
エルサをダーク・フェニックスとすればアナはホークアイほどの能力もないのです。
アナがエルサに「なんで離れ離れになるの」みたいなことを言いますが、(アンタが足手まといだからじゃね?)とツッコミたくなりました。
クライマックスでも、あれは街をぶっ壊すつもりだったのか?
エルサが駆けつけたから良かったものの、あまりに短絡的な行動ではないでしょうか。
さて、この映画の原題は「frozen2」といいます。
前作は「frozen」。
そもそも前作からしてアナとエルサはダブル主演という感じなのに、邦題は「アナと雪の女王」などと、アナ中心のような付け方で、違和感がありました。
日本では(特にディズニーアニメでは)「◯◯と(または、「の」)××××」という題名が好まれるらしく、この映画もそのパターンでした。
日本で「雪の女王」とよばれる物語を原案としているし、日本でのヒットには邦題が寄与していることも理解はしますが。
ただ、本作はまるっきりエルサの物語で、アナは存在感が薄い。
邦題はミスマッチ感ありありです。
そしてあのような結末ですから、今後、続編があるとすれば邦題はどうするのか。
「アナ女王と雪の女王」とか?
でもエルサは女王じゃないし。
女王は抽象表現です、みたいにするのかな。
