



IMAXで観てきました。
時制のトリックが難解、と聞いていましたが、全くそんなことはなく、もしや自分が何かを見落としてるのか、と不安になりました。
すさまじい爆音、不穏な音楽、時を刻む時計の音・・・緊張感が続きます。
映画館で観るにふさわしい映画です。
素晴らしい映像、音響に対し、
ドラマ性はほぼ無し。
人物像を掘り下げることはしない。
それも監督の意図したものでしょう。
お話としては単調です。
映画館で観るべき、というのは、テレビ画面で観てもつまらないから、ともいえます。
ノーラン監督の映画にしては上映時間が短いですが、あれより長かったら客側の緊張感が持たないし、単調ゆえ眠りに
ついていたかもしれません。
人物にスポットライトが当たらない割には俳優陣は豪華。
トム・ハーディはいつ見てもかっこいいです。
「ダークナイトライゼス」「マッドマックス」「レヴェナント」そして本作と、すごいキャリアです。
こういう中に入ると、「裏切りのサーカス」が逆に光るね。
しかしなんつー邦題でしょうか。
マーク・ライランスさん演じる船長だけは人物像が少し掘り下げられます。
しかしイギリスでヒーローになった後、まさかソ連のスパイになるとは・・。
(映画混同しとるよ)
ところで、
私は映画を度々観ますので、「ダンケルク」の予告編を映画館で何度も見ました。
予告編で流れるセリフの訳がまったくの改変なのです。
けっこう長い、重要なセリフなのに。
こういうケースは見かけることはありますが、こんなにひどいのは初めてです。