サービスデーの土曜日ということで、
この日訪れたシネコンは大混雑。

なのに「レヴェナント」上映館内はガラガラ。
みんな何を観るのでしょう?
コナンとかかな。

「レヴェナント」
映像がすごい。
ナショジオチャンネルか!
アカデミー賞撮影賞は納得です。
まさに映画館で観るべき作品です。

お話は、予告編でほぼ説明がついています。
予告編以上のストーリーはないと言っていいでしょう。
(日本の副題も少しネタバレ気味)
「バードマン」同様、お話を丹念に綴る気はこの監督にはないらしい。
裏返せば、夢か現かというような手法は唯一無ニともいえます。
話としては盛り上がりに欠け退屈ですが、
(なんだかすごいものを観た)という気持ちになりました。

坂本龍一の音楽は、やや自己主張が強すぎるきらいが。
この映画館では特別な音響効果を施していたようで、
その影響もあるかもしれません。

ディカプリオはこの作品でアカデミー賞主演男優賞受賞です。
なんだか顔に「アカデミー賞をくれ」と書いてあるかのような演技。
セリフがほとんどないこの役柄はアカデミー賞に値するのか。
レッドメインの方がふさわしい感じがしました。
まあ、俳優部門は単に演技で決まるものではないのでしょうが。

トム・ハーディはアカデミー賞助演男優賞ノミネートです。
私はトム・ハーディは個性的ではあってもうまいとは思わない。
それならジェイコブ君をノミネートしてほしかった。
まだ言ってます・・・。

「なんちゃって家族」で恥ずかしい役だった彼が、
重要な役柄で出演しています。
「メイズ・ランナー」にも出ていましたね。
売れっ子です。
イニャリトゥ監督に選ばれるとは大したものです。

ところで、いくつかのシーンで、
レオ演じるグラスが吐いた息で画面が曇ることがありました。
まさか編集のときに見落とすわけはないでしょうから、
演出なのでしょう。
映画としては珍しいことといえます。

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