


109シネマズ二子玉川のオープン日に観た映画は、
「ワイルドスピード スカイミッション」です。
アメリカで超絶ヒットしている映画です。
思えば、1作目が公開された時、
ここまでメガヒットシリーズになるとは、
誰も予想がつかなかったでしょう。
その証拠に、邦題が「ワイルドスピード」なんていう、
なんと馬鹿げた題名。
英語として成立してないし。
で、シリーズが進むに従い、
サブタイトルの方もどんどん怪しげな方向に流れて行って、
今回は「スカイ・ミッション」ですわ。
スカイ・ミッションて、なんなんだ?
まあ、そういう部分もこの映画の空気感にマッチしているともいえます。
このシリーズ、1,2作目くらいまでは良かったのだが、
3作目でわけわからん方向に振れ、
ヴィン・ディーゼルが復帰してからは他のアクション映画と見分けがつかない、
車はどーしたの?ってな感じになってしまいました。
本作も「アベンジャーズ」等と見まがうような、
車は添え物といった感じのアクションものになっています。
ストーリーはといえば、
ツッコミどころの連発であり、
当初は
「ステイサムどこにでもノコノコ出てくる・・・」
「お互い正面からぶつかって誰得?」
「最新システムで探さなくても向こうから来てるし」
「その方法だとハッカーが車から落ちて死ぬ率100%」
「バスの運ちゃん、それまで通常運行してたんか・・・」
などと心の中でツッコみまくってましたが、
あまりのツッコミどころの多さに放棄、
ストーリーを考えるのをやめました。
見せ場と見せ場をつないでるだけの映画という感。
ただ、見せ場事態はそれなりにすごい映像です。
特に、ブライアンがバスから崖に飛び移るシーンは、
なかなかにスリリングでした。
レティはなぜあのタイミングで来たの?というツッコミは置いといて・・・。
ストーリーがないだけに、
上映時間はちょっと長い気がしました。
途中飽きた。
同じストーリーの無さでも、
マイケル・ベイ御大の方が、
なんだか名人芸な感じがします。
あっちはもっと上映時間が長いけど、
飽きなかったなあ。
映画の最後に、
ポール・ウォーカー追悼といって良いシーンがあります。
この部分は、フィクションとリアルが入り乱れた珍しいシーン。
ホロリと来てしまいました。
思えば、このシリーズはポール・ウォーカーだけが通して出ているのです。
このシリーズの功労者なのです。
1作目では、間違いなく主役でした。
それが、今回の作品ではドミニクに普通に命令されるキャラに・・・。
ヴィン・ディーゼルのスター性と比べたら仕方ないのでしょうが。
本作のラストからすると、
このシリーズ、まだ続くようです。
ポールが去ったタイミングで終わらせるのが、
美しいと思うのですが。
本作のヒットぶりからすれば、そうはいかないのでしょうね。
