



いろいろな視点のある映画でした。
有名な学者であり難病にかかった人物として
あまりにも有名なホーキング博士ですが、
映画の中心は常に、彼と夫人であるジェーンとの関係性に置かれています。
中盤では、ジェーンがやや身勝手な印象ではありますが、
終わってみれば、なんだかさわやかな感覚さえ持てるような。
ホーキング博士の人柄が、
常に穏やかで優しく描かれているのが、
難病ものにしては新鮮。
それがこの映画の後味の良さにつながっていると思います。
エディ・レッドメインは若くしてオスカーを受賞。
確かに、徐々に病に侵されていく様子を見事に演じ切っていました。
「レ・ミゼラブル」でのイケメンとは別人のようでした。
今年のオスカー作品賞候補作は、どれも良い作品だと思います。
例年は、一本くらいは「なんじゃこりゃ?」ってな映画も含まれているのに。
未見の「バードマン」等3本も楽しみです。
