実を言いますと…
 
先月の8日に愛犬ジェリーが天国へ旅立ちました。
16才と9ヵ月の犬生を全うしてくれたのだと思います。
今日、四十九日を迎えて、お寺での法要に家族で行ってきました。
 
ここでも書いた昨年の10月の病気から何度か病気になって、その度に乗り越えてきました。
10月の前庭疾患。約一週間で完治。
2月に、ひきつけ、けいれんを起こして薬治療。約4日間で完治。
6月には肺炎になってしまいましたが約5日間で完治。
この肺炎については、すごく呼吸が荒くなったので病院に連れていったら、入院も検討されましたが、ストレスの事もあるので何とかギリギリ通院の方向で。1日したら食欲も戻ってからはどんどんよくなって、しっかりご飯を食べるから薬の効きもよくて、薬との相性もいいかもしれないとのことでした。
人間で言ったら90歳位で肺炎にかかってしまって、頑張って完治させたわけですから、その「まだ生きたい」という気力が病気に勝ったということになります。
まあそれからは毎日凄い食欲で、散歩もしっかりとして、長引いた梅雨の湿っぽさを吹き飛ばすくらいに元気いっぱいに過ごしていました。
 
そして…
8/7の金曜の朝、また呼吸が荒いような・・・
でも、食欲はしっかりとあって、朝ごはんもガツガツと完食しましたが、病院での診察の結果は…
今度は肺気腫とのことで、即入院でした。
前回の肺炎とは全く無関係で襲ってきた病らしいです。
翌朝一番の電話報告では、回復に向かっているとのことでしたが、その後急変して天国に旅立ってゆきました。
苦しかった時間は極力短かったのかな・・・
 
 

 
↑ 7月はじめ、肺炎に勝って、元気を取り戻したジェリー
 
色々な犬生があり、色々なワンちゃんたちの幸せがあるのだと思います。
ジェリーは6062日の犬生のうち6043日位を元気いっぱいに過ごす事が出来ました。
それと引き換えに我が家に襲い掛かってきた「突然」だったのかもしれませんが、
今は色々と良い方向に考えられるようになりました。
僕も奥さんも夏季休暇の初日での出来事だったので、葬儀から初七日までしっかりと出来て、その後もゆっくりと2、3日家で過ごす事が出来たのだと思います。ある意味親孝行な子やったんかなと。
棺に入れた手紙には僕は3つのありがとうを。
ウチに来てくれてありがとう、元気な姿で癒し続けてくれてありがとう、そして上記に書いたしっかりと向き合えた最後の日にちと時間をありがとう。
 
 
葬儀の日、火葬の後、ジェリーらしくしっかりとしたお骨でした。
トレードマークのぶっとい前足もそのままジェリーでした。
そのお陰で、火葬の後のお経の時、自分の胸の中と頭の中では、しっかりとした足取りで歩いてゆくジェリーの姿をイメージ出来ました。
そして、今日の四十九日のお経の時も、同じようにイメージ出来ました。そう、今日最初に貼り付けた写真のように、しっかりとした足取りでした。
斜め後ろからの映像だったけど、本当にしっかりと歩いてゆきました。
 
今はそれだけが、心の中の救いのようなものですが、毎日ジェリーとの楽しかった事を思い出しながら過ごしてゆきます。
 
人は死ぬ直前に「人生の楽しかった事、嬉しかった事のベスト盤」が走馬灯として流れるそうです。それらを編集したりする編集マンのような人も頭の中に存在するそうです。
ジェリーもそうやったんかな、そうあって欲しいなぁ。そう、きっと家族との楽しかった出来事とか、好きなものをガツガツ食べている映像が流れていたんやなぁと思っています。
 
 
しばらくは寂しくて、思い出すとポロポロっと涙が出る時もありますが・・・
前に進んでいきますよ~
やらなければいけないこと、やりたいことが沢山あります。
 
今まで本当にありがとう!ジェリー!