年が明けたら、観たい映画のオンパレードです。
昨日はイーストウッド監督のこちらを観てきました。
これまたよかったです!
監督、90歳目前にして凄いですね~


見た目とか、昔のちょっとした過去、しかも少し融通がきかんかった程度のトラブルと、FBIとマスコミの偏見から爆弾事件の容疑者に仕立てあげられた主人公。
改めてメディア・リンチの恐ろしさを考えさせられました。
日本でもかつてアホクソオウムによる松本サリン事件を、たまたま薬品に詳しい知識のある人がオタクの暴発のようなストーリーを仕立てあげられて、アホみたいに間違った報道をしたマスコミと、自白を強要させようとした警察…そんなことを思い出しました。
ほんとその事例に似ているなぁと思いました。
キチっとした証拠があるわけでもないのに、よくもまあここまでクロ扱いしよんなーっ!FBIもマスコミも。やりたい放題やないかーー!
ってゆうのがこの映画の中盤まで。

サム・ロックウェル演じるワトソンが「反撃する準備は出来たか?」  この台詞のシーン、カッコよかったーーーー!鳥肌ものでした。
そこからはやりたい放題やられていたリチャード側が次々と反撃してゆく展開が好きです。
ただ…  ゴッドファーザーと必殺仕事人とブラック・エンジェルス(古くてすみません、少年ジャンプです(^^;)で育った自分にとっては、もっともっと間違っていた奴らを成敗して欲しかった気もしますが…
まっ、実話である社会派ドラマを人間臭ささをしっかり残しつつ、ドラマティックに、ばっちり見せ場もある映画として仕上げてあるのには、ただただ脱帽。凄いですよ、イーストウッド監督。