今回は鶴見線で活躍していた205系1100番台です。
パッケージ
205系先頭化改造車シリーズで鉄コレでも1100番台が登場。
ナハT14編成がモデルとなっています。
商品情報
・2013年12月発売
・1箱3960円
・クハ205-1104-モハ205-173-クモハ204-1104の3両セット
・アンテナ、ステッカー、動力化用台車枠、展示用レールが付属
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-14 20m級動力ユニットA2※スペーサーSを使用
・走行パーツ TT-03R
・パンタグラフ TOMIX 0255 PS33D※シングル化後
TOMIX 0262 PS16R(PS21)※ひし形時代
実車情報
2004年より鶴見線に投入された3両編成の電車で、同線の103系を置き換えました。
種車は山手線E231系500番台の投入により置き換えられた205系で、一部は埼京線のものも使用しています。全車中間車からの改造となり、運転台は1000番台などと同様の非貫通型の大型1枚窓を採用した車両で、運転台はE231系シリーズに準じたものが取り付けられています。
両先頭車は改造された1100番台で中間車は0番台となっています。種車の仕様でドア窓のサイズが車両ごとに異なる特徴があります。
レビュー
〇扇町寄り先頭車 クハ205-1104
クハ205-1104
クハ205-1104です。
埼京線のサハ205-215からの改造車で1000番台同様の運転台の新設が行われました。
車内温度を保つための3/4ドア閉SWやドアチャイムが設置されました。
正面
行先表示(鶴見)、編成番号(T14)、運行番号(1700)、JRロゴが印刷済み。
ヘッドライト、テールライトは着色済み。運転台部分は運転台キセが成型され、客室との仕切りパーツも取り付けられているため見た目はGOODです。
205系先頭化改造車はこのスタイルの顔つきとなり、FRP枠で正面窓下に路線カラーの帯を纏います。
窓は遮光フォルムを再現するため、グラデーション塗装が施されています。
側面
車番、行先表示器、車端表記類が印刷済み。
ドアは全車大窓。増設運転台上部にある側面方向幕はステンレス板でふさがれ、黄色の帯が入ります。
妻面
妻面は手すり、銘版がモールドで表現されています。検査表記の印刷や銘版に黒く色差しが施されていて見た目がGOODです。
屋根
クーラーは別パーツとなります。アンテナ信号炎管はユーザー取り付けパーツとなります。
〇中間車 モハ205-173
モハ205-173
クモハ204-1104とユニットを組む中間電動車です。山手線の車両が種車となっているためドアは小窓になります。
クモハ204-1104の改造種車はモハ204-173でこの車両とユニットを組んでおり、改造後も引き続きユニットを組んで使用されています。
妻面(扇町寄り)
扇町寄り妻面は手すり、銘版類はなし。
側面
表記類はクハ205と同じ。パンタグラフは登場時はひし形でしたが、後にシングルアーム化されました。
床下は主制御器や断流器などの主回路装置が取り付けられています。
両先頭は改造されて1100番台、中間車は特に改造がなくそのままのため0番台を名乗る不思議な組み合わせです。
製品ではシングルアームパンタなので登場時を楽しみたい方はひし形パンタグラフに交換しましょう。
妻面(鶴見寄り)
八王子寄りはパンタ配管、銘版、手すりがモールド表現されています。
屋根
クーラー、パンタは別パーツになります。
〇鶴見寄り先頭車 クモハ204-1104
モハ204-3003
モハ205-173とユニットを組む制御電動車です。モハ204-173より改造されました。
妻面(鶴見寄り)
クハ205-1104と同じ仕様。スカートのジャンパ栓の数が変わっています。
側面
表記類はクハ205-1104と同じ。
床下機器はCPやMGなどの補助機器類が取り付けられています。
妻面
銘版が向かって右側にモールド表現されています。
屋根
クーラーは別パーツになります。
1編成導入
205系先頭車化改造車シリーズの一つで購入しました。
E131系1000番台の登場により置き換えられ、富士山麓電気鉄道に譲渡されたT15、T17編成を除き全車が廃車となりました。
現在改造中であるため、今後の活躍に期待できますね。