今回は長野電鉄3000系です。
パッケージ
営団03系譲渡車シリーズで登場した3000系です。
商品情報
・2024年5月発売
・1箱7700円
・クハ3055
モハ3005
デハ3015の3両セット
・動力化用台車枠、ユーザー取り付けパーツが付属
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-06R 28m級動力ユニットA
・走行パーツ TT-04R
・パンタグラフ TOMIX 0238 PG16
実車情報
日比谷線13000系投入による置き換えで運用を離脱した03系を改造、譲渡された車両でアルミ製の18m級3ドア車両です。
編成短縮(8→3両化)、編成短縮化に伴う先頭車の電動車化(03-800形)、ワンマン機器搭載等の改造が行われ、長野電鉄で使用されていた3500・3600系をすべて置き換えました。
レビュー
〇湯田中寄り先頭車 クハ3055
クハ3055
湯田中寄りの先頭車クハ3055です。帯の形は変わりませんが、グレーから赤色に変更されました。
メトロ時代は03-108号車でSIVの移設、CPを新規設置した車両となります。
各車、室内灯がLED化され、耐寒設備としてドアレール部にヒーターを取り付けました。
正面
行先表示機(湯田中)、ワンマン表記、編成番号(M5)が印刷済み。
踏切事故対策でダークグレーの角張ったスカートが設置されました。赤帯でちょっと目立ちにくいですが、テールライトレンズが赤く着色されております。
側面
側面のデザインはメトロ時代とほぼ変わらず。
号車表記、車番、行先表示、半自動ドアSW(運転台側1か所のみ)、車紋が印刷済み。
車側灯、窓上の通風孔がモールドで表現されています。
表記類
側面の帯は運転台側のくの字の形状、帯を覆うように細く濃い目のグレーが回りますが、きれいに印刷されていてGOODですね。
妻面
左右に昇降ステップ、下側にドアコック、転落防止幌がモールド表現されています。
屋根
SRアンテナはユーザー取り付けパーツとなります。
○中間車 モハ3005
モハ3005
中間車モハ3005です。種車は03-200形で主制御機類はメトロ時代にVVVF化を行っているためそのまま使用されています。
妻面(湯田中寄り)
湯田中寄り妻面はパンタ配管、ドアコック、転落防止幌がモールド表現となっています。
向かって左側の妻窓は2段式になっており、昔使用されていたレスポンスブロック取り付け部が再現されています。
側面
車いすスペース、ベビーカーマークが印刷済み。
床下機器はVVVFインバーターなどの主制御機器類が取り付けられています。本来はパワーユニットが1つのものになりますが、共用部品を使用しているため気になる方はバルクパーツ等で改修するといいかもしれませんね。
長野寄り妻面はクハ3055と同じなので割愛。
屋根
湯田中寄りにヒューズ箱が取り付けられています。
○長野寄り先頭車 デハ3015
デハ3015
長野寄り先頭車のデハ3015です。長野電鉄では同じ電動車でも運転台つきがデハ、運転台なしがモハと形式を分けています。
元々03-800形でモーターのない制御車でしたが、短縮化に伴い電装化工事が行われ、制御電動車となりました。
正面
クハ3055と同じ。
側面
床下にはCP、タンク類のパーツが取り付けられています。
こちらも共用部品を使用しているためVVVF装置がないのが気になるところ。
妻面はクハ3055と同じなので割愛。
屋根
クハ3055と同じくアンテナはユーザー取り付けパーツです。
1編成導入
長野電鉄の新型車両3000系。営団時代に作られた3000系を置き換えたこの03系。長野電鉄でも3000系を改造した3500・3600系を03系を改造した3000系で置き換えることとなりました。
今後も長く使ってもらえるといいですね。