今回は国鉄205系1000番台です。
パッケージ
向かって右側に正面のイラストが描かれたものになります。
商品情報
・2012年4月発売
・1箱2200円
・クモハ205-1003-クモハ204-1003の2両セット
・動力化用台車枠、アンテナ、ステッカーが付属
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-14 20m級動力ユニットA2
・走行パーツ TT-03
・パンタグラフ TOMIX 0235 PS35D
実車情報
2002年に中央・総武緩行線と山手線で活躍していた205系をE231系への置き換えにより転属改造工事が行われ、南武支線の車両はモハユニットに運転台新設工事を行って登場した車両です。
中原電車区に3編成投入され、同線を走る101系を置き換えました。2024年現在は後継のE127系が2編成登場し、205系1編成が予備車両となっているようです。
レビュー
〇浜川崎寄り先頭車 クモハ205-1003
クモハ205-1003
浜川崎寄りの制御電動車です。中央・総武緩行線と山手線のモハ205を種車に運転台を新設し、大型の窓があるFRP製の非貫通型の前面板を取り付けました。
E231系投入による広域転配で仙石線、八高線、南武支線、鶴見線、南武線に中間車に運転台を設置した改造車が投入されました。どれも同じスタイルの顔になり、運転台装置もE231系に準拠したものが取り付けられました。
正面
行先表示機(浜川崎)、運行番号(902H)ワンマン表示、編成番号(ワ4)は印刷済み。
大きな窓が特徴的で車高フィルムは印刷済み。窓下に前照灯と尾灯がなく、車両上部にそれぞれ収められています。
側面
山手線からの転属車のため、ドア窓は小窓のものになります。2009年以降をモデルにしているため、パンタグラフはシングルアームパンタグラフになっています。
表記類
優先席表示や号車札などが印刷済みで、乗務員室扉脇には車外スピーカーも印刷表現されています。
改造車であるため、乗務員室扉上の側面方向幕ふさぎ板もちゃんと表現されています。窓上に小さくワンマン表示も施されています。
妻面
配管、銘版、昇降ステップがモールドで表現され、検査表記や所属銘版にも色が入る気合の入った仕様になっています。これはうれしいですね。
屋根
SRアンテナと信号炎管はユーザー取り付けパーツになります。
運転台直上のベンチレーター部は実車の通り、改造に際してふさぎ板になっています。
ふさぎ板
運転台設置車両は当該部分のベンチレーターが撤去になるため、ふさぎ板がとりつけられます。
○尻手寄り先頭車 クモハ204-1003
クモハ204-1003
尻手寄り先頭車のクモハ204-1003です。種車はモハ204。種車に補助電源装置のMGが搭載されていない車からの改造であったため、新たにSIVが搭載されました。
正面
クモハ205とほぼ同じ。スカートのジャンパ栓の位置が変わります。
側面
床下にはSIVパーツが新たに取り付けられています。
妻面
クモハ205同様、銘版や表記類に塗装が施されるという気合の入った仕様になっています。
屋根
SRアンテナと信号炎管はユーザー取り付けパーツになります。
1編成導入
どちらもM車であるため、屈指の加速力を誇る1000番台。
小田栄駅が開業してから窓下の帯がイラスト入りのものに変更され、そちらも製品化されました(そちらもドアが小窓のワ4編成)。
後継のE127系が転属してきたのもあり、そちらも乗ってみたいな~と思っています。