今回はKATOのE233系1000番台(旧ロッド)です。
パッケージ(6両基本セット・中古購入のためこの箱のみ。)
209系置き換えのために導入された車両です。
6両基本セット(品番:10-543)はブックケース(大)、4両増結セット(品番10-544)はブックケース(小)に入っています。
2008年にこの製品が登場し、2013年にベスト版で登場し、2023年にも再版されました。
商品情報(6両基本セット)
・品番:10-543
・1号車:クハE232-1004
2号車:モハE232-1204
3号車:モハE233-1204(M)
4号車:モハE232-1004
5号車:モハE233‐1004
10号車:クハE233-1004の6両セット
・車番印刷済み(モデルは浦和電車区のウラ104編成)
・ライトユニット搭載
・列車無線・信号炎管、行き先ステッカーが付属
・1箱17600円
・2008年8月発売
商品情報(4両増結セット)
・品番:10-544
・6号車:サハE233-1004
7号車:モハE232-1404
8号車:モハE233-1404
9号車:サハE233‐1204の4両セット
・車番印刷済み(ウラ104編成)
・1箱7700円
・2008年8月発売
実車情報
2007年より導入された京浜東北線向けの新型車両で、10両編成83本が製造されました。
京浜東北線を走る209系0・500・900番台シリーズをすべて置き換え車種の統一を行いました。
20m級4つドアの車両でE231系以降と同じ拡幅車体が採用され、収容力を上げたことで混雑緩和につながったため、209系のように6ドア車は採用されませんでした。
編成の見直しが行われMT比は4:6から6:4とM車の数が多くなり、また運転台も踏切事故対策のため、E217系やE231系近郊型などと同じ高運転台+クラッシャブルゾーンが採用され運転台が広くなり、運転台直後の扉は後方に移動したためその部分のドア間座席は3人掛けと少なくなっています。
レビュー
〇1号車 大船寄り先頭車 クハE232-1004
クハE232-1004
大船寄り先頭車 クハE232-1004です。
中央線に続きE233系が導入された路線で、0番台のマイナーチェンジ車になります。
帯色は京浜東北線のスカイブルーになり、前面の塗分けも0番台と異なります。
正面
正面です。0番台と異なり帯は窓下に太帯(0番台は両脇にオレンジの帯が回り、この水色の帯の部分は周りのFRPと同じ白色)になります。
運転台下部には209系時代には外付けだった超音波式ホーム検知装置が内蔵されたため、その部分だけ切り欠きがつけられています。
運行番号表示器は行先表示機とは別になり、車掌台下側のブラックフェイス部に移動され、以降のE233系はこの位置に設置されるようになりました。
スカートは銀と黒で塗り分け、ダミーカプラー類はダークグレー成型になります。
編成番号(104)、運行番号(1274A)、JRロゴは印刷済み。行先表示機は快速京浜東北線が取り付け済みで、交換パーツを使うことで変更可能です。
側面
帯はドア部にも回ります。ドア枠も塗り分けられています。
車番、JRマーク、号車表記、車イススペースステッカー、車外スピーカーが印刷済みとなります。窓は着色済みガラスが使用されています。
側面表記類
E233系からドア窓のRが少なくなって四角に近い形になりましたね。
妻面
妻面は貫通扉あり、製造銘版つきとなります。連結面側のカプラーはボディマウント式のKATOカプラーになります。
アンテナ類
アンテナ類はユーザー取り付けパーツになります。
〇2号車 モハE232-1204
モハE232-1204
2号車のモハE232-1204です。E233系は編成中にMM'ユニットが3組あり、少しずつ仕様が異なったり連結位置が異なるため、それぞれ100の位の番号が帰られています。
補助回路を搭載するM'車の中でもこの車両はSIVがなく、CPが搭載されています。
妻面(大船寄り)
大船寄りの妻面です。扉ありで製造銘版と機器箱が設置されたものになっています。
側面
表記類は先頭車と同じ。床下機器はタンク、TIMS、CPが取り付けられています。各車共通で台車と床下機器はダークグレーで成型されています。
妻面(大宮寄り)
大宮寄りの妻面は貫通扉あり機器箱なしとなります。
屋根
屋根はラジオアンテナとクーラーが取り付けられています。
○3号車 モハE233-1204(M)
モハE233-1204
3号車のモハE233-1204です。2号車のモハE232-1204とユニットを組むM車で、大船寄りにパンタグラフが1基搭載されています。
製品ではモーター車に設定されています。
妻面(大船寄り)
大船寄りの妻面は扉・機器箱・銘版有・パンタ配管ありとなっています。
各車共通で幌が別パーツとなっています。
側面
床下機器はVVVF装置などの主回路系部品が取り付けられ、モーターカバーになるためモールドは少し甘め。
妻面(大宮寄り)
大宮寄りの妻面は扉なしになります。
屋根
大宮寄りにPS33Cパンタが1基取り付けられています。
パンタ周り
パンタは前ユーザーさんにより、銀色に着色されていました。
○4号車 モハE232-1004
モハE232-1004
4号車のモハE232-1004です。1000番台のモハE232の基本になる車両で、CPとSIVが取り付けられています。
側面
床下機器はCPだけでなくSIVも取り付けられているので密度は高め。
弱冷房車に設定されているためドア上カモ井部には表記が印刷されています。
弱冷房車表記
これ印刷されてると結構助かるんすよね。ぶきっちょなんで切り出すとガタガタになりやすいんです(涙)
妻面、屋根はほかのモハE232と同じなので割愛。
〇5号車 モハE233‐1004
モハE233-1004
5号車のモハE233-1004です。
パンタを2基搭載するM車で、大宮寄りのパンタは予備として搭載しており、通常運用時は折りたたんで大船寄りの1基のみで使用されています。
パンタが2基あるこの車両が基本となる1000番を付与され、ここからパンタを1基削減したもの、連結位置により1200、1400番をそれぞれ付与し、その車両とユニットを組むM’にもそれと同じ番号を付与しているのがE233系の車番の特徴ですね。
側面
動力車じゃないためカバータイプの床下機器パーツではないので見た目はすっきり。
妻面(大宮寄り)
大宮寄り妻面は貫通扉の両脇にストレートにパンタ配管が走ります。大船寄りはモハほかのE233形と同じなので割愛。
屋根
両端にパンタがつくため、ラジオアンテナの位置もクーラーの大船寄りに設置されています。
パンタ周り 上:大船寄り 下:大宮寄り
こう見ると結構配管の引き回しが変わっているんですね。
〇10号車 大宮寄り先頭車 クハE233-1004
クハE233-1004
10号車のクハE233-1004です。
正面
カプラー横のジャンパ栓の位置が変わったため、栓受ハンドルが当たるスカートの切り欠きも向かって右側に変わりました。
側面
この車両も車イススペースステッカーが印刷済みとなります。
妻面はクハE232と同じなので割愛。
ここからは増結セット
〇6号車 サハE233-1004
サハE233-1004
6号車のサハE233-1004です。動力を持たないT車になります。
側面
床下機器はタンクやTIMSが取り付けられています。
裏側
6号車のこの車両は非常時に使う梯子が設置されており、車両を反転させてみるとちゃんと成型されています。
屋根・妻面はモハE232と同じなので割愛。
〇7号車 モハE232-1404
モハE232-1404
7号車のモハE232-1404です。上回りは先に紹介したモハE232と同じ。
側面
床下機器はCPとSIVが取り付けられています。
〇8号車 モハE233-1404
モハE233-1404
8号車のモハE233-1404はパンタが1基搭載されたM車になります。
側面
〇9号車 サハE233-1204
サハE232-1204
先に紹介したサハE233と同じなので割愛。
1編成導入
京浜東北線シリーズで購入しました。
現在は205系、209系、E233系と徐々に集まってきています。残すは209系500番台、103系(GM・Eキットから組み替えようかな?)、101系(現在組み立て中)となってきているので、少しずつ集めていきたいと思います。
ここまでくると山手線とかほしくっちゃうよね。