今回はGMの富山地方鉄道17480形(第3編成・赤帯)です。
パッケージ
2両専用ビデオケース入りです。
4編成導入された17480形のうち、2019年末より活躍している赤帯編成が製品化されました。
第1編成は2021年に、この第3編成は2022年に製品化されました。
商品情報
・品番:30985
・17485(M)‐17486の2両セット
・車端に転落防止用黄色帯印刷済み
・白色LEDライトユニット搭載
・コアレス動力、ピポット軸台車採用
・1箱16390円
・2022年1月発売
実車情報
東急電鉄より譲渡され改造を行い、2013年より17480形として登場しました。
第1・第2編成は大井町線で使用された8692・93Fを改造した車両で帯色が大井町線時代のグラデーション帯を纏いスカートなし、2019年より運行を開始した第3・第4編成は田園都市線で使用されていたため帯色が赤帯、連結面に転落防止用の黄色帯、スカートが設置された車両となります。
レビュー
〇上市、立山寄り先頭車 17486
17486
上市、立山寄り先頭車の17486号車です。東急時代はデハ8694として使用されていました。
最終投入路線が田園都市線であったため、赤帯のまま譲渡され活躍しています。
正面
東急時代末期にスカートが取り付けられました。先に発売されたグラデーション帯の方はスカート設置前に譲渡されたため製品でも実車でも現在も取り付けられていません。
カプラーは密着連結器に交換され、先端に連結器カバーが取り付けられています。
ワイパー、サークルKマークは印刷済み。行き先方向幕は付属のステッカーを使用します。
側面
車番、車外スピーカー、車端の転落防止用黄色帯が印刷済みとなります。
台車、床下機器類はグレーに変わっています。主に蓄電池やCP系の機器が搭載されています。
表記類
車端の黄色帯は東急時代末期に貼り付けられたものになります。車番の右上に小さく増設された車外スピーカーは印刷表現となります。
妻面
妻面は左右にドアコック、車両銘版、向かって右側に昇降ステップがモールド表現されています。
屋根
屋根はクーラーが別パーツでアンテナ、新規設置の信号炎管がユーザー取り付けパーツとなります。
信号炎管用の穴は開口済みとなっています。
先頭台車
豪雪地帯を走る車両のため、運転台下の台車にはスノープラウが取り付けられています。
製品ではカプラーポケットを切断し、カプラーポケットの足に取り付けボス穴が開いているのでそこにスノープラウのピンを挿して固定するようになっています。左右にガイドもあるのでぽろっと落ちることはないと思われます。
スカートからちらっと見える感じがいいんですよね。
〇電鉄富山寄り先頭車 17485
17485
電鉄富山寄り先頭車の17485です。東急時代はデハ8594として使用されました。
こちらはパンタグラフ、主制御器類を搭載したM1c車になります。
正面
表記類は同じ
ジャンクションボックスとエアホース類の位置が実車の通り左右で反転しています。
こちらも17486と同じく先頭台車にスノープラウが取り付けられています。
側面
製品では動力車として設定されており、コアレス動力ユニットが取り付けられています。床下機器はグレー成型で主制御器、断流器、抵抗器類が取り付けられています。
妻面
妻面は貫通扉有になり、貫通扉脇と向かって左側にパンタ配管、右側に昇降ステップがモールド表現されています。
屋根
屋根はクーラーとパンタが取り付け済み。アンテナ、信号炎管、ヒューズ箱はユーザー取り付けパーツとなります。
信号炎管の穴が追加された以外は既存の8590系と同じパーツが使用されています。
パンタグラフはPT42Nが取り付けられています。
1編成導入
IMONセールで購入。以前Eキットでグラデ帯版を製作したので、今回は赤帯の完成品を購入しました。
車輌限界の都合で富山駅で入線できないホームがあるようですね。
一部車両は中央の扉を鉄板で塞いで広告スペースに使っているものもあるようです。
東急時代のカラーリングで使用されているのはうれしいですね。今度乗りに行ってみたいと思います。
んー、8590系や8090系の完成品で東横線や田園都市線仕様がちょっと欲しくなってしまいましたね。