今回は近鉄線で活躍する新しい鮮魚列車、2410系伊勢志摩お魚図鑑です。

 

パッケージ

会社限定品で発売され、この見開き1枚を開くと商品が見えるようになっています。

近鉄線主要駅(大阪難波、大阪上本町、京都、大阪阿部野橋、近鉄名古屋、近鉄四日市駅)やインターネットショップ、GOTO-CHI(難波店、奈良店、京都店)、irodori kintetsu(阿部野橋店)で購入することができます。

 

商品情報

・2022年12月発売

・1箱5000円

・モ2423‐ク2523の2両セット

・動力化用台車枠、アンテナ、ステッカーが付属
メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-14 20m級動力ユニットA2※スペーサーMを使用

・走行パーツ  TT-04R     

・パンタグラフ TOMIX 0238 PG16 

実車情報

近鉄線では伊勢志摩方面から大阪方面へ向かう行商人専用の団体列車(鮮魚列車)が設定されておりました。車両も専用車両を1編成用意して運用されていました。

近年では利用客減少と使用車両の老朽化が進んだため鮮魚列車を廃止することとなり、その代わりとして同じルートを走る列車の最後尾に専用車両を連結して運用することとなりました。

そこで専用車両として2410系を改造したこの伊勢志摩お魚図鑑が登場しました。

レビュー

〇松阪寄り先頭車 モ2423

モ2423

松坂寄り先頭車のモ2423です。2423Fのうち松坂寄りのこの車両が専用車両として設定され、車体先週にお魚のイラストが描かれたラッピングが施され、一般客が乗れないように各ドア部室内側に青いケースと赤いベルトのパーテーションがそれぞれ4か所ずつ設置されました。

 

正面

車番(2423)が印刷済み。行き先方向幕は付属ステッカーで選択して貼り付けます。

ヘッドライトリムは銀で塗装され、クリアレンズが入ります。下部のライトユニットは標識灯が黄色、テールライトが赤色のクリアレンズが取り付けられています。

 

側面

車番とお魚のイラストが印刷済み。行商人専用車両とわかるように誤乗防止のため全周にラッピングが施されているそうです。

側面行き先表示器は使用しないため、白塗りとなっております。

窓部も実車と同じように白いラッピングが施されています。

 

妻面

妻面は配管があり、右側にはダクトが別パーツ化されて取り付けられています。

貫通扉の窓には誤乗防止の注意書きが印刷されています。細かい。

 

屋根

クーラーは連続キセタイプとなっています。ヒューズ箱は別パーツで無線アンテナはユーザー取り付けパーツとなります。

 

無線アンテナ

アンテナは1.0㎜のドリルで穴を開けて取り付けます。行き先表示器パーツは取り外すことができます。

実車の写真ではマルーンカラーの表示器を使用していたこともあるようで、交換すればそれが再現できますね。

 

〇大阪上本町寄り先頭車 ク2523

ク2523

大阪上本町よ寄り先頭車のク2523です。相方となるこの車両は通常の車両と同じ扱いで、運用時は一般客も乗車する車両となります。塗装はいつものマルーンカラーとなります。

 

正面

車番(2523)が印刷済み。ライト類はモ2423と同じ。カラーリングがマルーンカラーとなり、幌パーツもマルーンで塗装されています。塗膜がちょっと弱いのか、ちょっとの衝撃で塗装が欠けました…

 

側面

車番が印刷済み。窓サッシ類も塗装済みです。

この車両は一般客も使用する車両の為、側面方向幕を使用するので付属のステッカーから選択して貼り付けます。

 

妻面

妻面は配管なしです。貫通扉は白で塗装済みです。艶ありのマルーンカラーがいい感じですね。

 

屋根

無線アンテナはユーザー取り付けパーツとなります。

 

無線アンテナ

アンテナの取り付け方はモ2423と同じ。

貫通幌も取り外すことができます。実車はトイレがついていない編成なので運用の際は大阪上本町にトイレ付きの車両を連結して運用に入ります。この車両と連結するため幌パーツがあらかじめ取り付けてあります。

 

1編成導入

旅行の際にたまたま見かけて購入してしまいました。

走らせるときは連結が必須なので、トイレ付車両の5200系などを連結させるとよさそうですね。

平日朝の運用で見られるという事なので、今度四日市方面に行くことがあったら見に行ってみたいですね。