今回は鉄コレ20弾より、新性能事業用電車クモヤ145‐4です。
パッケージ
発売してから押し入れにしまっていたものを引っ張り出しました。
今回はその中からATS区間で活躍する旧型牽引車両の置き換え用として101系から改造されたクモヤ145‐4です。
商品情報
・2014年2月発売
・全10種+シークレット1種
・1箱1000円(税別)
〇第20弾ラインナップ
①クモハ123‐1(非冷房・旧塗装)
②クモハ123‐45(身延線色)
③クモハ123‐5(阪和線色)
④クモハ123‐3(非貫通形・可部線色)
⑤クモユニ143‐1(身延線色)
⑥クモユニ147‐1(飯田線色)
⑦クモヤ145‐4
⑧クモニ143‐5
⑨クモル145‐12
⑩クル144‐12
・シークレット クモユ143‐1
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-14(20m級A2)※①~⑧に適合
TM-24(17m級A2)※⑨、⑩に適合
・走行パーツ TT-03R
・パンタグラフ TOMIX 0229 PS23※①、②、⑤、⑥、⑧に適合
TOMIX 0230 PS16P※③、④、⑦、⑨、⑩に適合
レビュー
〇クモヤ145‐4
クモヤ145‐4
1980年に登場した新性能牽引車両です。
首都圏ではATC対応のクモヤ143形が新造配備されましたが、地方線区では戦前の旧型国電や私鉄買収車両を使った牽引車や救援車両などが使われていました。それらの置き換えのためにコストを抑えるために101系から改造された経緯を持ちます。
車体はクモヤ90102~が基本となり、台車や主電動機をはじめとする足回りは種車の101系と同一で主制御器はクモヤ143形と同じものが使われた1M方式の車両となります。
一部を除いて新性能電車と強調運転をすることができ、編成を分割して車両単位で回送する車両の先頭車代わりに連結して車両を回送(中間に組み込む車両は通常と同じ走行状態)を行うこともありました。
正面(1位側)
行先方向幕は試運転が印刷済み。ライトレンズはクリアでHゴムはグレー、ワイパーは銀で塗装済みです。
紺色のボディに黄色い警戒帯はいかにも事業用という色合い。
側面
1位側より機器室、搬入扉、資材置き場、控室と並びます。小窓のHゴムはグレー、搬入扉の保護棒やくつずり、窓サッシは銀で塗装されています。
床下機器は主制御器、ブレーキ装置、MGが取り付けられています。実車も1M化に伴い種車のモハ100またはモハ101の機器を1両にまとめましたからぎゅっとしていますね。
表記類
ATS表記、所属表記(大タツ)、車番が印刷済み。
クモヤ145形は0番台が関西圏、100番台が関西圏だけでなく仙台~広島地区まで転々と配置され、50番台(0番台より改造)と200番台は交流区間兼用(直流区間は制御電動車として、交流区間は制御車として使用)、600番台は身延線用に低屋根車両として登場したのち旅客用としてクモハ123形600番台に再改造、主電動機更新でJR西日本所属の0・50・100・200番台は+1000番追加されたりバリエーションが豊富。
東日本では訓練センターで使用されました。
正面(2位側)
2位側は銘版が向かって右下に追加されています。
スカートはクモヤ143と異なり省略されています。
屋根
屋根はヒューズ箱、避雷器、ベンチレーター、パンタグラフが別パーツで信号炎管はユーザー取り付けパーツとなります。
配管、ホイッスル、パンタ周りにランボードやステップがモールドで表現され、1‐2位のパンタ引き通し配管も引いてあります。
信号炎管
信号炎管は裏側からガイド穴に沿って穴あけ。
1両導入
GMやCPブランドでクモヤ145は製品化されることが多いですね。
実車はほぼ関西圏で活躍しているので見ることがなく、どちらかというとクモヤ143の方を見ることが多かったですね。
サンドイッチして走ることも多かったということで、もう1両ぐらい手元にあってもいいかと思う車両です。
東日本と東海地区から姿を消したクモヤ145ですが、西日本では今でも活躍しています。
時期が来たら見に行ってみたいですね。