今回は長津田~こどもの国を結ぶ東急こどもの国線で活躍するY000系(うしでんしゃ)です。

 

パッケージ

こどもの国線で活躍するY000系の中で2018年より東急・こどもの国協会・雪印こどもの国牧場のコラボキャンペーンの一環で期間限定でY003Fが牛をイメージしたこのラッピングを施されて走りました。

好評につき内装も牛や牧場をイメージしたラッピングが施され、さらにY001Fも同じラッピングを施して2編成に増強(2021年2月現在はY003Fは通常色に戻されY001Fのみになりました)し、期間も無期限に延長されました。

 

横から

横にもうしのラッピングが入るようになっています。鉄コレのパッケージでは横に車両以外のイラストが入るのは珍しいのでは?

 

商品情報

・2021年1月発売

・クハY001-デハY011の2両セット

・1箱3900円+税

・動力化台車枠、無線アンテナが付属

メーカー推奨パーツ

・動力ユニット TM-14(20m級A2)※スペーサーSを使用

・走行パーツ  TT-03R

・パンタグラフ TOMIX  0284 C-PS27Nパンタグラフ

レビュー

〇長津田寄り先頭車 クハY001

クハY001

長津田寄りの先頭車のクハY001です。

基本仕様はY003Fと同じです。全周にうしのラッピングが入るのでとても目立つ車両です。

 

正面

運行番号(182)、行先表示(こどもの国)、ロゴ、車番(Y001)、ワイパーが印刷済み。

ライトはクリアレンズで、窓枠もHゴムがモールド・塗装が施されていて見栄えはGOOD。

正面は黒をベースカラーとし、窓上にはおでこと耳、窓下にはうしの顔が描かれておりとてもインパクトがあります。

見た目はかわいらしいですが、私は最初にマインクラフトに出てくる牛が思い浮かびました。

ライト枠は銀色に塗られています。

側面

側面のラッピングは最近のインクジェット印刷ではなく、タンポ印刷が採用されたので表面はとてもなめらかです。ぶつぶつよりこちらの方が見た目も質感もGOOD。傷つきやすいので取り扱いは丁寧にした方がいいですね。

窓枠やドア枠、車体裾が銀色できれいに塗装されています。うしを横から見た姿がベースなので連結面側にはしっぽが描かれています。

 

表記類

表記類は現行のもの。車端部にも黄帯が入っています。

うしの舌をペロッと出した顔がいいですね。

 

妻面

妻面は扉なし。ドアコック、手すり、雨どいがモールドで表現されています。

 

屋根

列車無線アンテナはユーザー取り付けパーツとなります。

クーラーは銀色で塗装された別パーツで、屋根はクーラーの幅に合わせて全周が一段高くなっています。

 

〇こどもの国寄り先頭車 デハY011

デハY011

こどもの国寄り先頭車のデハY011です。

こちらはパンタグラフが2基搭載されている先頭車になります。

 

正面

表記類や仕様は車番以外同じ。

BMTN化する際はスカートの内側やTNカプラー本体を結構切り取る必要があります。

 

側面

表記類は車番以外クハY011と同じ。

床下機器類はサードパーティーの物か、GMの東急1500番台の物を使うと少し近くなるかもしれませんね。

 

妻面

妻面はクハY001にパンタ配管を足した形になります。

 

屋根

屋根はパンタグラフが取り付けられていて、ヒューズ箱とクーラーは別パーツとなります。

屋根上配管は東急新3000系と同じくランボードの下にもぐるようになっていて、ランボードの下にもぐる手前の部分が一段膨らんでいるところも表現されています。

 

上:運転台側パンタ部  下:連結面側パンタ部

パンタヒューズ箱と避雷器は別パーツ。メーカー推奨のC-PS27Nを取り付ける際はパンタの避雷器側の突起を切り取る必要があります。

 

室内のパーツ

運客仕切りパーツがついていて、外からの見栄えが良くなっています。運転士のイスが飛び出ていて、動力化する際はこの部分をカットしないと動力がハマりませんのでご注意を。

床板は緑色に塗装されています。

 

1編成導入

通常色のY003Fと同時発売になりました。

製品は出来、塗装がとてもよく、うしラッピングがまたかわいらしい車両です。

BMTN化して2本つないでイベント時の4両運転なんかも楽しめそうですね。残すはひつじでんしゃだけとなり、いつ出るのか楽しみです。

床下機器類はY003F同様にどうにかしてやりたいところですね。

こだわる人は室内のシートもこどもの国の旗をイメージした5色に塗ってみるのもいいのではないでしょうか?