今回は静岡鉄道で活躍する新型車両、A3000形第8編成、フレッシュグリーン編成です。
パッケージ
2020年に登場した第8編成で、自社の1000形を置き換えるため年2本ペースで計12本製造する予定となっています。
各編成ごとにカラーリングが異なり虹の7色をイメージしたそれぞれのカラーで7編成、残りの5編成は広告ラッピング車両となる予定です。
今回は第8編成のフレッシュグリーンとなります。
商品情報
・2020年3月発売
・新静岡寄り先頭車クモハA3008と新清水寄り先頭車クハA3508の2両セット
・1箱3000円+税
・ユーザー取り付けパーツで無線アンテナ(A3508に使用)と信号炎管(両車)が付属
・動力化台車枠が付属
実車は第7編成と同時に登場し、鉄コレでも同時に発売されました。グリーンマックスからも完成品で販売されます。
静岡レインボートレインズとして7色が発表されており、第8編成の3008編成に採用されたフレッシュグリーンは、ワサビをイメージした黄緑色です。
新静岡駅改札内の待合室には7色のA3000形の模型が展示されています。
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-06R 18m級A
・走行化パーツ TT-04R
・パンタグラフ TOMIX 0284 C-PS27N
レビュー
〇新静岡寄り先頭車 クモハA3008
クモハA3008
新静岡寄り先頭車のクモハA3008にはパンタグラフが搭載されています。
総合車両製作所で製造され、ドア上の幕板部分、ドア、窓周りの黒以外の車体部分は編成ごとにカラーリングが変わります。
車体はsustinaを採用され、1000形同様に正面は非貫通型を採用しています。
正面
正面です。行き先表示器は普通 新清水が印刷済みとなり、車番も印刷されています。
左右の前照灯の間に細いパーツで尾灯も再現されていて、実車はここが光ることで笑っている口のように見えます。
スカートパーツも黄緑色に塗装され、車体に取り付けられています。
前照灯は最近普及しているLEDタイプを再現するために細かく穴が掘られています。
シャーシを外し、裏側から押すことでブラックフェイズ部分とガラスパーツが外すことができます。
また、運転台コンソールも再現されています。
側面
側面です。ドア上とドアが白、窓周りが黒(車端部を除く)、それ以外の大半が黄緑色で塗装され、窓サッシ、ドア枠、車体裾は銀色で塗装されています。
床下機器はVVVFインバーター装置などの主制御器類がついています。
表記類
表記は形式プレート(A3000)、車番、行き先表示、号車表記、車端コック表記、車イス・ベビーカーマーク、新社紋が印刷済み。第5編成からは会社の新ロゴ表記となりました。
ドア枠や車体裾の銀色の塗装が奇麗に施されています。
先に登場した編成も新ロゴ化が行われているようです。
妻面
妻面は拡幅型貫通路が採用されています。自社1000形と同じですね。
配管、はしごがモールドで表現されています。
信号炎管
ユーザー取り付けパーツの信号煙管です。こちらは2両とも取り付けます。
この角度からだと運転台パーツがよく見えます。運転台のキセも別パーツで表現され、非常に見栄えが良くなっています。
パンタ部
屋根にはヒューズ箱が1個搭載。配管も本数が少なくとてもすっきりしています。
ビード部にかかる手すりのモールドが細かいですね。
正面
変更点は車番のみ。
側面
側面です。表記類はA3008と同じ。
床下機器はSIVやCPなどの補助機器類がついています。
妻面
妻面には銘版とドアコックがモールドで表現されています。
屋根
屋根です。妻側には無線アンテナを取り付けます。アンテナ周りは実車同様、ビードがなくなっています。
1編成導入
今回は鮮やかな黄緑色となりました。プリティピンクの第7編成とともに投入されたので、7色が出そろいました。
残りの4編成は広告車両となる予定ですが、どのような広告が入るのでしょうか?
静岡鉄道は1000形に地元銀行や飲料、食料メーカーなど、いろいろなラッピングを施して走っていましたので、どれになるか楽しみです。