今回は組み立てを行いました。

 

〇クハ7601

クハ7601

7600系は東急7200系を改造した車両で、1編成当たりのMT比が1:1だったのを2:1以上にするべく編成替えを行った際に余剰となったクハ7500形を改造して登場しました。

クハ7500を1両方向転換して運転台を上り向きにし、電動車化されデハ7600形となりました。デハ7650形とユニットを組む車両でした。

2両編成で登場し、3両編成に組み換えられた際に電装解除されてクハ7600形となりました。

車体加工はク2800(クハ7500)を使用しています。

 

正面

行先方向幕と運行番号はGM、車番はBトレのものを使用。

方向幕のHゴムは黒色で塗装。トレジャータウンの東急7200系手すりパーツを使用してわたり板をつけました。

一応BMTN化しました。

 

側面

側面表示器と優先席はGM、車番と社紋はBトレのものを使用。

SIV機器とCPを搭載しています。SIVは8500系などのパーツを使用。

 

追加パーツ

トレジャータウンの車側灯とワンマンスピーカーを追加。更新車なので側面表示器が付きますが、専用のエッチングパーツが手持ちにないので、その部分のコルゲートを削ってプラ板で土台を作っています。

 

妻面

妻面は貫通路が広いので、キットではク2800(クハ7500)を上り方にして使います。

 

屋根

屋根は手すりをエッチングパーツにしています。

 

〇デハ7681

デハ7681

中間車のデハ7681です。運転台部分は下り向きになります。

デハ7600形とユニットを組む電動車デハ7650形として登場し、クハ7500を電装化、2パンタ化とVVVFインバーターを搭載した車両です。

後に3両化の際に制御器の改造、運転台部分の撤去・客室化などの多種の改造が数年かけて行われ、デハ7650形から7670形となり、元々中間車を改造した7603Fのデハ7673と車体形状が異なるので番号を+10してデハ7680形となりました。

モ1810(デハ7200)をベースとして改造し、運転台側のクーラーを車体中央寄りに移設し、BONAのパンタ台などを使ってパンタを増設。ヒューズ箱の形状が異なっていたのでトレジャーのヒューズ箱を取り付けています。屋根は新たにパイピングを行いました。

 

蒲田寄り妻面

蒲田寄りの妻面になります。キットでも中間封じ込めの車両になるので貫通扉がなく、幌が付いたパーツが使われています。組換えして幅を持たせているのが鉄コレのいいところ。

この車両に動力を積んでいます。

 

側面

側面はスピーカーの追加、乗務員室扉上には車側灯を追加。表示機類も同じ加工。

弱冷房車ステッカーと車イスステッカーを貼り付け。床下機器はGMバルク品で東急7700系に使えるVVVFやそれっぽい断流器箱、CPをつけました。

 

妻面(五反田寄り)

五反田寄りの妻面です。妻面配管はキットのままです。

モ1810を反転させて使用しています。

 

屋根

パンタの増設、避雷器の追加、ヒューズ箱の追加(小型が2個、大型が1個)、クーラーの移設を行っています。

0.3㎜の真鍮線で配管を行っていますが、五反田寄りの配管はそのままなので形状が異なります。

 

五反田寄りパンタ部

既存パンタ部です。ヒューズ箱の形状が違うのでトレジャータウンの物を取り付け。避雷器の位置も気になったので移設しています。パンタグラフはGMのPT42Nを取り付け。

 

蒲田寄りパンタ部

増設側パンタ部です。避雷器が当たるので実車通り避雷器の部分のパンタ部品はカットしています。

 

〇デハ7661

デハ7661

デハ7600-デハ7650の下り側にクハ7500を連結して3両編成を基本とし、2本つないで6両編成で大井町線で活躍していました。

後に編成を分割して3両編成で池上線で使用される際に7700系と同じ編成構成にするためにデハ7600の電装解除(デハ7600→クハ7600)が行われ、捻出された機器で電装化されデハ7650形+10番のデハ7660となりました。

キットのモ1800(デハ7200)を使用しています。

 

正面

正面はクハ7601と同じ。

 

側面

側面です。表記類はクハ7601と同じ。床下機器はデハ7681をベースにCPを抜いた形となります。

 

妻面

デハ7681の運転台側と連結するためにアダプターが取り付けられています。これも部品選択式で付け外しができるキットだったらもっとすごかったと思います。

キットでは7200系なので配管があります。上側の配管を撤去しました。

 

屋根

連結面側にパンタがあったので撤去。クーラーを移設しています。元々デハ7200はランボードがクハ7500に比べて少し短いですが、あまり気にならなさそうだったので延長はしませんでした。

 

1編成製作

7600系第1弾として7601Fリバイバルカラーを製作しました。

クハ7500方向転換・電装化し、後にその車両を電装解除して後ろにつないだ車両を電装化してしまうなど、東急魔改造車両のうちの一つに入る車両ですね。

7200系の特徴的な顔が結構好きで、子供のころ聞いたダイヤモンドカットという響きが今でも耳に残っています。

今後いろいろなパーツをつけていきたいと思います。