今回は東急田園都市線で活躍している8500系です。

8633F
1975年に登場した東急電鉄の電車。
先に登場していた8000系のマイナーチェンジ車両で、新玉川線(現・田園都市線二子玉川~渋谷)営団(現・東京メトロ)半蔵門線乗り入れ用に製造され、地下区間などの急勾配でも走れるように電動車比率をあげた車両です。
製造が1991年まで続いたため、途中で設計変更がかかり、外観や内装、制御機器が変わり、また増結や組み替えを行ったので編成で見た目が統一されていない物が多目です。
田園都市線は10両、一部編成は大井町線でも使えるように5+5両編成で登場しています。 
新5000系や2020系の登場、大井町線はホームドア関係で9020系の登場により、置き換え、廃車が進んでいます。
廃車になった車両は長野電鉄や秩父鉄道、伊豆急行に譲渡され、海外ではインドネシアに譲渡されました。
一部編成ではラッピングが施されていて、8614Fが伊豆の夏号、8634Fが全周に赤帯、8637Fが全周に青帯+ドア広告の渋谷Bunkamura号となり活躍しています。
東武スカイツリーラインや日光線を走り、久喜や南栗橋まで走ります。


8641F
大井町線用となった8641F。8638~41Fの4編成が5両編成で登場し、2編成繋いで(8638+39F、40+41F)田園都市線でも活躍していました。
連結面になる運転台はとなりの車両と行き来できるように運転台を締め切ることができる構造となっています。大井町線向け車両はすでに全編成廃車となりました。