今回はかつて営団地下鉄日比谷線で活躍していた3000系の基本セットです。
パッケージ
営団地下鉄日比谷線用として登場した車両で、製造にあたり普通鋼製で塗装、セミステンレス製、アルミ製の3種類の製造法があげられ、セミステンレス製なら塗装不要で工場入場時の日数を減らすメリットがあったため、営団初のセミステンレス車両として製造されました。
商品情報
メーカー推奨パーツ
レビュー
〇中目黒寄り先頭車 3037号車
3037号車
中目黒寄りの制御電動車3037号車です。パンタグラフを搭載している車両です。当初はこの先頭車2両で編成を組んで運用されていました。3001-3078号の78両が製造されました。連結位置は1号車。
正面
先頭部分が丸みを帯びており、おでこにコルゲートが回らないつるんとした特徴あるスタイルが再現されています。その形からマッコウクジラの名前で親しまれています。
行先方向幕【東武動物公園】、運行番号【52S】、車番【3037】が印刷済み。窓のHゴムはグレー、ライトはクリアレンズになっています。
車体下方はコルゲーションが回ります。
側面
側面です。側面は窓上、窓下、ドア下にもコルゲートが施され、ドア窓も小窓となっています。
塗装は銀一色。団章と車番が印刷済みとなっています。床下機器は抵抗器類が取り付けられています。
妻面
妻面は貫通扉両脇に屋根からの配管が通り、車体外側に手すりがモールド表現されています。
左側には表記プレート部がついています。
屋根
屋根は非冷房時代のもので、大きめのベンチレーターが4基、薄型のベンチレーターが2基、ヒューズ箱2個が別パーツで取り付けられています。
パンタ周り
薄型のベンチレーターはパンタグラフの脇にのみ取り付けられています。パンタグラフをたたんだ時に接触しないように薄型になっているようですね。
配管はランボード外側に回るものもあり、細かく表現されています。
ベンチレーター
大きめのベンチレーターは車体外側に向く方が斜めに角が落とされているタイプとなっています。ベンチレーターはちどり配置になっています。
無線アンテナ
ユーザー取り付けパーツで東武列車無線アンテナが付属しています。
この3000系は東急乗り入れ編成と東武乗り入れ編成の2種類があり、この編成は東武乗り入れ編成がモデルとなっているので無線アンテナはI型の物が付属。
〇4010号車
4010号車
3000系ですが、番号は4000番台です。
当初は先頭車2両で製造されていて、4両編成化に伴い製造されたパンタなしの中間電動車です。連結位置は2号車。
4001-4078の78両が製造されました。
妻面(中目黒寄り)
中目黒寄りの妻面です。向かって左側は2段窓になっています。右下に表記プレートがモールド表現されています。
側面
側面は窓上、窓下にコルゲートが回り、団章、車番が印刷済み。
床下機器は制御器とCPが取り付けられています。
妻面(北千住寄り)
北千住寄りは向かって右側の窓が2段窓になります。こちらは表記プレート類は無し。
屋根
屋根はベンチレーターが6基ちどり配置で取り付けられています。
〇4009号車
4009号車
4009号車です。仕様は4010号車と同じ。連結位置は7号車になります。
〇北千住寄り先頭車 3038号車
3038号車
北千住寄りの制御電動車3038号車です。連結位置は8号車。
側面
側面仕様は3037号車と同じ。床下機器が反転して取り付けられています。
妻面
妻面は中目黒寄りを向くため、左側の窓が2段窓になっています。
今回はここまで。