今回は静岡鉄道で活躍する新型車両、A3000形の創立100周年記念ラッピングです。
パッケージ
2019年に登場した第6編成で、自社の1000形を置き換えるために年2本ペースで計12本製造する予定となっています。
各編成ごとにカラーリングが異なり虹の7色をイメージしたそれぞれのカラーで7編成、残りの5編成は広告ラッピング車両となる予定です。
今回は第6編成は静岡レインボートレインズの7色に含まれないラッピング車の方となります。
商品情報
・2019年5月発売
・新静岡寄り先頭車クモハA3006と新清水寄り先頭車クハA3506の2両セット
・1箱3600円+税
・ユーザー取り付けパーツで無線アンテナ(A3506に使用)と信号炎管(両車)が付属
・動力化台車枠が付属
実車は第5編成と同時に登場しましたが、鉄コレの製品化ではこの第6編成のラッピング車が先となりました。グリーンマックスからも完成品で販売されます。
メーカー推奨パーツ
・動力ユニット TM-06R 18m級A
・走行化パーツ TT-04R
・パンタグラフ TOMIX 0284 C-PS27N
レビュー
〇新静岡寄り先頭車 クモハA3006
クモハA3006
新静岡寄り先頭車のクモハA3006にはパンタグラフが搭載されています。
総合車両製作所で製造され、ベースは静岡レインボートレインズにない色の銀色塗装。
側面はインクジェット印刷でラッピングが表現されています。
車体はsustinaを採用され、1000形同様に正面は非貫通型を採用しています。
正面
正面です。行き先表示器は普通 新静岡が印刷済みとなり、車番も印刷されています。
左右の前照灯の間に細いパーツで尾灯も再現されていて、実車はここが光ることで笑っている口のように見えます。
スカートパーツも銀色に塗装され、車体に取り付けられています。
前照灯は最近普及しているLEDタイプを再現するために細かく穴が掘られています。
シャーシを外し、裏側から押すことでブラックフェイズ部分とガラスパーツが外すことができます。
また、運転台コンソールも再現されています。
側面
側面です。白色がベースになり、車体の海側、山側で異なるラッピングが施され、連結したときに隣の車両と一体になるデザインになっています。窓サッシ、ドア枠、車体裾は銀色で塗装されています。
床下機器はVVVFインバーター装置などの主制御器類がついています。
表記類
表記は形式プレート(A3000)、車番、行き先表示、号車表記、車端コック表記、車イス・ベビーカーマーク、新社紋が印刷済み。ラッピングも含めてインクジェット印刷です。
ドア枠や車体裾の銀色の塗装が奇麗に施されています
妻面
妻面は拡幅型貫通路が採用されています。自社1000形と同じですね。
配管、はしごがモールドで表現されています。
屋根
屋根には集中型クーラーを搭載。車端部からクーラー部にかけてビードが施され、屋根のヘリはランボードが一体化されています。
信号炎管
ユーザー取り付けパーツの信号煙管です。こちらは2両とも取り付けます。
この角度からだと運転台パーツがよく見えます。運転台のキセも別パーツで表現され、非常に見栄えが良くなっています。
パンタ部
屋根にはヒューズ箱が1個搭載。配管も本数が少なくとてもすっきりしています。
ビード部にかかる手すりのモールドが細かいですね。
正面
変更点は車番のみ。
側面
側面です。表記類はA3006と同じ。
床下機器はSIVやCPなどの補助機器類がついています。
屋根
屋根です。妻側には無線アンテナを取り付けます。アンテナ周りは実車同様、ビードがなくなっています。
1編成導入
こちらも同時期にGMから完成品で販売されており、先のカラー同様に鉄コレで揃えようと思い、こちらを購入しました。
第5編成より先にこの第6編成が販売されました。おそらく今年中に第5編成も販売されるのではないでしょうか?
このA3000形が増備されるにつれ1000形が数を減らしていっているので、どこかで写真を撮りに行っておきたいですね。