SERGIO & ODAIR ASSAD 
「LATIN AMERICAN MUSIC FOR TWO GUITARS」
1985
 
 ブラジル出身のアサド兄弟は、同郷のジナタリや
アルゼンチンのピアソラなどからギター用の小曲を提供されてました。
バンドネオン奏者のピアソラがギター用の組曲を作ってたなんて
ちょっと意外なような気もしますが...。
 
 
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 3つのパートからなる、ピアソラ作の「タンゴ組曲」、
タンゴという概念を意識せずに聴くと、クラシックのようにも聴こえ、
またフラメンコのようにも聴こえる、不思議なサウンドです。
だからピアソラの音楽を支持するヒトとまったく支持しないヒトがいるのも
充分頷けます。
 
 一方、演奏するアサド兄弟、さすが兄弟だけあって、一糸乱れぬ演奏、
とりあげる楽曲もダイナミックさは無く、どちらかというと緻密な作りの曲で、
かと言って、耳に馴染みにくい音ではなく、親しみが持てます。