NEIL YOUNG WITH CRAZY HORSE  「AMERICANA」
2012
 
 『クレイジー・ホースを従えた、9年ぶりのアルバム「アメリカーナ」は
アメリカのフォークソングの名曲を集めた作品。』
 
 
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 アメリカのフォーク・ソングを唄った、とあるけど、
超有名な「オー・スザンナ」や「愛しのクレメンタイン」なんかは
我々の聴き馴染んだメロディと全然違う!と戸惑ったあなた、
「オー・スザンナ」は60年代にすでに別メロが世に出ており、
オランダのショッキング・ブルーがそれをネタにして
あの「ヴィーナス」を大ヒットさせた、というハナシも
このアルバムで初めて知りました。
 
 また「Travel On」と「High Flyin' Bird」は
バッファロー以前にスティーヴン・スティルスが所属してた
オウ・ゴー・ゴー・シンガーズのアルバムにも収録されてた
と言うから、どこか因縁めいたものも感じますよね。
そのスティルス氏は「ディス・ランド・イズ・ユア・ランド」に
ヴォーカルで参加しています。
 
 どの曲もサウンドはクレイジー・ホース特有の「ドッタンバッタン」で、
嬉しくなっちゃいますよ。彼らのシンプルなリズム、最高だね!
ラストの「ゴッド・セイヴ・ザ・クィーン」の行進曲風のリズムなんてのは
誰も思いつかないよね。