JIM KWESKIN
「JIM KWESKIN'S AMERICA」
1971
 
 『ジム・クウェスキンが伝説のハーピスト、メル・ライマンに
強く影響を受けて描いた、深淵、広大なるアメリカン・ミュージックの世界。
アメリカ音楽史に燦然と輝く重要アルバム。』
 
 
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 自身のジャグ・バンドを解散したクウェスキンは、フォークやカントリー、
それにブルーズなど、ルーツ・ミュージックを掘り下げます。
ここにもハーモニカで参加しているメル・ライマンの宗教観念の影響か、
土の香りと共にどこかスピリチュアルな雰囲気が漂っています。
 
 "シンギング・カウボーイ"の代表格、ジーン・オートリーのヒット曲、
「Back In The Saddle」、メイン・スミスのドブロが渋い!
ブルーズ・クラシックの「Sugar Babe」、
マール・ハガードのヒット曲「Okie From Muskogee」、
「Goodnight Irene」の替え歌「Rumblin' Round Your City」、
あの憂歌団もやってる「Stealin'」
そして極め付けは、メル・ライマンのハーモニカがしみじみと響き渡る
「Dark As A Dungeon」と
フォスターの名曲「Old Black Joe」の2曲でしょうか。
 
 不思議と、ウェスタン・ムーヴィーを連想する曲や、
あるいは讃美歌のようにスピリチュアルに響きわたる曲など、
なんか映画を観てるような錯覚に陥りそうですよ。