THE JIM KWESKIN JUG BAND 
「GARDEN OF JOY」
1967
 
 『祝! 結成50周年、ジェフ&マリア・マルダーも在籍していた
ニューヨークが誇るいかしたジャグ・バンド、
ラストにして最高傑作。』
 
 
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 ジャグ・バンドというスタイルを初めて認識したのは
1970年頃のマンゴ・ジェリーの「イン・ザ・サマータイム」でした。
このジム・クウェスキンのバンドはクラリネットやフィドルも交えて
更にオールドタイミィなアコ・スウィング感を醸し出しています。
 
 ロリー・ギャラガーがアルバム「AGAINST THE GRAIN」でやってた
「Out Of The Western Plain」、ロリーのヴァージョンは
ブルージーなアレンジでしたが、
こちらはマリア・マルダーのヴォーカルをフィーチャーしたフォーキーなものです。
 
 また、ラストの「Gee Baby Ain't I Good To You」は
後にジェフ・マルダーがソロアルバム「IS HAVING A WONDERFUL TIME」
エイモス・ギャレットのギターをフィーチャーしてカヴァーした絶品で、
このジャグ・バンドのヴァージョンをジェフはうまく踏襲してました。
 
 本アルバムがラストとなり、今年、結成50周年記念コンサートが
行われるそうです。21世紀の初めにアコースティック・スウィング・ブームが
ありましたが、ジャグ・サウンドを含めたこの辺の音楽が見直されるのは
たいへん喜ばしいことですね。