TEARS FOR FEARS 
「THE SEEDS OF LOVE」 
1989
 
 MTV時代の「Shout」とかの映像を観ると、
悲壮感を漂わせたような表情で唄うローランド・オーザバルと、
片や、明るそうなカート・スミスの対照的な姿が印象的でした。
 
 
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 そんな彼らの大ヒットアルバム「SONGS FROM THE BIG CHAIR」に続く
3rdアルバムです。
本作にはローランドが見つけてきたオリータ・アダムスという女性が
何曲かでヴォーカルを披露してくれてます。
ライヴ仕立ての「Badman's Song」での彼女の唄いっぷりは素晴らしい!
ひょっとしてピアノも彼女が弾いてるのかな?
 
 そしてヒット・チューンの「Sowing The Seeds Of Love」、
「愛の種を蒔こうよ」というロマンチックなタイトルとは裏腹に
当時の英国政府に対し、かなり政治的な批判を盛り込んだ唄のようです。
それにしても唄い出しの「High time we made a stand」、
「かぁちゃん許して~」と聴こえるのは有名なハナシで、
何度聴いても可笑しい!!
 
 ビートルズ風やフュージョン風など、いろんなスタイルの曲で構成されてるけど、
どれも捨て曲はありません。前作に比べるとインパクトに欠けるものの
素晴らしいアルバムでした。