ANTONIO CARLOS JOBIM 「URUBU」       1976
 
 例によってクラウス・オガーマンの弦が入ってるアルバムですが、
唄入り4曲、インスト4曲といった構成です。
 
 米盤は写真の通り、ジョビンの顔がメインですが、
ブラジル盤はコンドル(Urubu)のジャケです。
 
 
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 インストのビリンバウのプリミティヴな響きが印象的な「Boto」、
それ以外は美メロを訴求した曲が並びます。
「Boto」はジョビン自身のエレピがフュージョンぽいサウンドを構築してます。
デュエットはミウーシャ。
 
 インストの4曲はちょっとクラシックぽいアレンジで、
もちろんボサノヴァという範疇からは大きく逸脱していますが、
ブラジリアン・フュージョンの先駆けといったところでしょうか。
 
 当然、インストものよりも唄ものの方がジョビンの存在感は大きく、
気が付いたら唄モノ4曲ばかり聴いて来たような...。